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極大魔法しか使えない残念な冒険者  作者: 白山月


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33/63

襲撃(改正)

辺りには、巨大なグレード5以上の竜巻が10本以上渦巻いている。


結局、今回の魔法では、想定外ながら脳内のしゅは解除できた。 でも、目的である「極大魔法しか使えない状態」は改善できなかった。


その極大魔法しか使えないという事実に、侍女は泣いている。 「これでは、ロイヤルヴァルトと同じではありませんか。。。姫様お可哀想に。。。」


失礼ね、「どうせ我々ロイヤルヴァルトですが」って・・・・ ・・・・・姫様?


そういえば、近衛騎士団長が一緒の馬車に乗ってくるんだから、王族なのは当たり前だ。


ぬかった! 私、何か不敬なこと言ってなかったかな? 子供相手と思って、軽く喋っていたような気はするけど、、、 あれ? あれれ?


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 少女は、カタリーナ第2王女。 王位継承権第3位。 生まれたときから魔力量が豊富で、魔法の天才と噂されていた。 正真正銘のお姫様だ。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


私はこっそり、サムソンさんに聞いた。 「もしかして、第2王女はロイヤルヴァルトに来るんですか?」 「まさか、そんな事はありますまい。王位継承権第三位ですぞ! 格としても、ジェーコフ司令より格上です。 まかり間違っても、ないでしょう」 そりゃそうよね。


王女の迎えの馬車が到着するまで、青空のもと、司令がロイヤルヴァルトのメンバーを順番に紹介してくれた。


ジェーコフ司令は、極大魔法を活用する研究を頑張るように言われている。


プレストンさんは、サワーシップを護った英雄に会えて嬉しいと喜ばれていた。 王女はいろいろ聞こうとするが、プレストンさんはあまり話したがらなかった。


わたしは、治癒魔法を褒めていただき、呪解除に関しては、同意を取る前にやってしまったことを「行動力がある」と評価していただいた。 でも、絶対駄目なことを褒められると、褒められる側としては心が苦しくなる。 なんか居心地悪い。


ノヴァさんには、とても関心を持たれている。 クリスタルの剣の話、入手の経緯、発動条件、効果の範囲、そして実演してくれと言われた。 プレストンさんに魔法を要求したが、侍女さんが「迎えに来ている馬車や人たちが爆散してしまうので」と辞めるように諭し、王女は諦めた。


やがて、迎えの馬車・警備部隊が到着して、帰還することになった。 今日は、全員王都に帰還することとなった。 なぜなら、診療所のテントも何処かに吹き飛んでしまったからだ。


やがて迎えの馬車が到着した。 侍女さんは、王女のために使った日よけのパラソル、お茶のカップ、ポット等を手早く片付け、トランクに詰めた。 侍女さんってテキパキしてて、炎や水の魔法も使えて、すごい人だ。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


馬車に揺られながら、久しぶりの王都を楽しみにしていた。 マグロの豊漁はまだ続いているかな? 久しぶりに友人にも会いたい。


そう考えていると、遥か彼方に王都が見えた。 その時、アカリの魔法探知が、2体の魔物が猛スピードで接近してくるのを観測した。 まずい! ここで極大魔法を使うと、王都に被害が及ぶ。


こういう時って、極大魔法しか使えない私やプレストンさんは役に立たない。 もどかしい。。。。


「こういう時でも、できることはあるよ」 プレストンさんが横に立ち、言った。


彼方に黒い点が見え、みるみる近づいてくる。 あのスピードはソニックファルコンかな? そちらに向かって、プレストンさんは大きく両手を振っている。


「人を護るために、囮にはなれる・・・」


ソニックファルコンにプレストンさんが飛び移った。


魔物は遥か彼方に飛び去っていく。 ソニックファルコンに飛び移るだなんて、プレストンさんっ!

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