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ロイヤルヴァルトの役割

翌日になった

今日は指令も先輩も帰ってくるはず、

ようやく 私のロイヤルバルトでの役割が明らかになる日だ。



ロイヤルヴァルトの部屋に行くと、もうすでに全員揃っていた。

昨日、部屋掃除が途中まで立ったのに、今は、部屋中ピカピカになってる。

サムソンさんがやってくれたんだ!

ありがとう、サムソンさん!

昨日からたすけてくれてばかり。いい人だなぁ〜


司令官のジェーコフがみんなを集め、メンバーに紹介してくれ、またメンバーを紹介してくれた。


司令官は、ジェーコフ。

なんか頼りない感じのおじさんだ。

でも、いざとなったら、頼りになるに違いない。


ジェーコフ司令の隣りにいるのがサンドラ副官

すごくきれいな人が。

会話の圧で、なんとなくこの人がこのロイヤルヴァルトの切り盛りをしてくれてるような気がする。


その隣りにいるのが、先輩のプレストン

頼りない感じの人だけど、すごい超大型の極大魔法を使うらしい。


プレストンさんの隣りにいるのが、プレストンさんの副官のアカリさん。


以上、6名がロイヤルヴァルトの全員だ。


「それじゃ続いて報告会をやるよ〜。

全員、そのまま着席して。」

ジェーコフ司令官に注目した。

だが、その途端 、魔法陣から、オリビエ近衛騎士団長 が入室してきた。


「オリビエちゃん、昨日はうちの新人を勝手に使って、何してくれるんだよ〜!

下手して悪い噂がたったらどうしたんだ?」


司令官が馴れ馴れしく呼びかけたのを、なかったのように語り始めた。

「 昨日は新人のオークリンに協力してもらい、事故現場の 怪我人は全て 感知症者 0にできた。

ありがとう、オークリン。」


「北部城壁外の活性化した魔物はどうなったの?うちの隊員が関わったことだから、

そこも報告してもらっていい?」

オークリンさんの表情が曇った。

「いいのか?」

「今からその話をしようとしていたところだから、いいよ〜」

「 城郭の北側で活性化した魔物は今 騎士団と共に 討伐している 本日中には 討伐完了する見込みだ。人命に比べたら、なんの問題もない。まず、人命が最優先であることは理解してくれ。」

オリビエは司令官を、じっと見た。


司令官は残念そうな顔をしながら、語り始めた。

「はいはい、やはり自分の口で伝えなきゃだめね。」

オークリンの方を向いた。

「昨日、キミは王都北部の魔導学校で、極大治癒魔法を使った。

広範囲の全てを一気に回復させる、素晴らしい治癒魔法だ。

その範囲は半径5キロくらいある。

魔導学校から城壁まで2キロ。

城壁の外側3キロまで、エリアヒールが効いてしまった。

その城壁外でヒールのエリア内の魔物が活性化したわけだ。」


え?

私が魔物を活性化?

でも、私、、、小さな魔法なんてできない。。。。

「気にすることはない、それを理解して、指示したのは私だ。避難と討伐の準備をしてから、キミに魔法を使うように指示したのは、私だ。

キミが気にすることはない。」

オリビエは気遣ってくれている。


「司令として、ロイヤルヴァルトの役割を伝える。

ここは、極大魔法しか使えなくて、どこの部門からも拒否された人が来る組織た。

しかし、その能力はあまりにも危険で、暴走や流出は、絶対避けなくてはならない。

そのために、国王が直轄で管理する為に作られた組織だ。」


え!私、どこからもいらないって言われてたの?

魔物の話は、思考から消し飛び、誰からもいらない、と言われたことに絶望した。

眼の前が真っ暗になった。

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