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極大魔法しか使えない残念な冒険者  作者: 白山月


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クリスタルソードの効果(改正)

◇ クリスタルソードの実験:アカリ編

アカリは確信していた。「クリスタルソードは凄い。あんなチートアイテム、私も欲しい!」と。


「じゃあ次は、アカリにクリスタルソードを持ってもらって実験しよう」 プレストンの提案に、アカリは動揺した。 「えっ? 私が使っていいの? でも、いきなりそれは……心の準備が……」 「ちょっと待ってーーー! まだ自信ない! やめようよ!」 「大丈夫! ノヴァも成功したんだから、絶対大丈夫だって! 僕を信じてそこに立って!」


渋々、アカリはクリスタルソードを構え、ノヴァ(装備なし)の隣に立った。先ほどノヴァが立っていたのと同じ位置だ。


「我が主神、サドミスト。いーつまでもー、絶えるーことなくー♪ とーもだちでーいよぉぉぉぉ! 希望の、メテオ!」


アカリとノヴァの絶叫が砂漠に響く。しかし……防御結界が発動しない! 上空から凄まじい勢いで落ちてくる爆炎が、二人の目に映る。 「「馬鹿野郎ーーー!!」」 二人は全力で叫びながら、こちらに向かって猛ダッシュしてきた。 彼らがプレストンの結界内に滑り込んだ直後、背後で巨大な爆炎が辺りを包み込み、紅蓮の炎が渦を巻いた。二人はプレストンの足元までたどり着いてもなお、全力で足をもがき続けていた。


「なるほど。どうやらノヴァが装備していないと結界は発動しないようですね。隣にいれば発動すると思ったのですが……複雑なんだなぁ。良い実験ができました」


プレストンが感心したように頷く一方で、二人は地面に突っ伏したまま「ゼーハー」と激しく肩を上下させている。


「よし、次の実験は……」 プレストンが言いかけた瞬間、突っ伏していた二人がガシッと彼の服を掴んだ。 息が上がりすぎて声も出ないようだが、その目は必死に、全力で首を横に振っている。


「……サドミスト様」 二人の涙目の訴えに、プレストンはようやく察した。 「これにて本日の実験は終了いたします。ありがとうございました」 三人は(二人は這うようにして)実験場を後にした。


◇ 王都の闇:教皇の不審な神託

教皇に関して危惧すべき点は、彼が反国王勢力や外国勢力の影響を受け、偽りの情報を「神託」として広めてしまうことだ。


神託は通常、教会・学者・議会によって解釈され、国王の名の下に法律や政令として運用される。王国の根幹に関わるものだからこそ、微塵の疑惑も持たれてはならないのだ。


お城へ帰る馬車の中で、近衛騎士団長のオリヴィエさんが説明してくれた。ジェーコフ司令の「説法が眠いから怪しい」という言葉だけではピンとこなかったが、ようやく私もガテンがいった(合点がいった)。


お城に到着後、私たちは近衛騎士団の司令室へと案内された。 「君たちをこのような最重要区画に呼ぶのは本意ではないが……ロイヤルヴァルトの拠点は秘匿性が高すぎて、王直轄の司令官以上でないと入室すらできない。不便すぎるので、今日はここを借りる。王都の地表・地下の地図も揃っているから我慢してくれ」


確かに、廊下に配置されている兵士たちの眼光は鋭く、一筋縄ではいかない強者ばかりだ。 司令室内には、ジェーコフ司令、サンドラ副官、オリヴィエ近衛騎士団長、シナノ副官、オークリン、そしてサムソン副官の6名が揃った。


「さて、今日の観察で判明したことは、**『教皇は教会の地下から何らかの影響を受けている』**ということだ。それが邪悪なものかどうか、実態を確認したい」


中央教会建設時の設計図、王都の地図、上下水道の系統図などを広げ、あらゆる可能性を検討しながら作戦を練り上げていく。


決行は3日後。 **「神託祭」**にて国王が中央教会を参拝する、その時だ

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