表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/13

今日から配属!私はルーキー!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

辞令

オークリン アルティメイト

今般 ロイヤルヴァルト命ずる

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


子供のことから、高い治癒魔法の属性が発現して、神童として期待された。

最年少で、難関のロイヤルサーヴァントの試験に合格という、輝かしい記録も打ち立てた。

夢いっぱいに訓練期間を過ごし、極大魔法回復魔法も披露した。

希望の配属は神殿の神官だった。

それなのに、、、、

よりによって、ロイヤルヴァルトか。。。。


*ロイヤル バルト: 国王直属の特に何もやることのない組織

         現在所属は4名のみ


いい噂も聞かないしなぁ、、、むしろ、耳にする発言の多くに、トゲがあるし、、、、

なんで私が。。。。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お城に入り、受付から警備員に案内され・

転送陣に乗り。

よくわからない場所に転送され。

ロイヤルヴァルトの部屋内に転送された。


部屋の中で2人の人がいた。


「ロイヤルヴァルトは、全員出張中です。

私は隊員の引き渡しに来ました。」

この人、オリビエ近衛騎士団隊長、綺麗な女性ひとだなぁ〜

隣のめっちゃマッチョな男性は、誰だろう?


「紹介しよう、本日からロイヤルヴァルトに転属になった、サムソン正騎士。

今からキミの副官を担当する。以上だ。

私は、近衛騎士団の新人たちへの挨拶があるから、退散させてもらう。

質問等あるだろうが、サムソンに聞いてくれ。」

オリビエは一瞥して転送陣で去っていった。


部屋内には、サムソンさんと私だけ。

サムソンさんっておっきい人だなぁ。身長2mくらい?


いきなりサムソンさんが、こちらを向いて敬礼した。

「ジェーコフ司令からの伝言があります

今日は、留守にしててごめんね。明日には全員帰れるから、今日は定時まで、部屋の掃除でもして過ごしてね。」

配属初日に、誰もいなくて、部屋掃除やっとけって・・・どういう職場よ!

部屋の中を見渡して見た。

・出入りに使う転送陣

・ドアはトイレのドアだけ

・窓はない

・机は人数分、ロッカーも人数分

なんにもない部屋だ。



「サムソンさん、この部署って、いつもこんな感じなんですか?」

「自分も本日、配属なのでわかりません。

それと、あなたの階級は司令官クラスです。本官はあなたの副官になるので、敬称不要です。サムソンと呼び捨てください!」

「司令官クラス?私が?昨日、訓練終わったばかりのひよっこですよ!」

「昨日訓練終了でも、階級は階級です。慣れてください。」

仕方がないな。

「サムソンさん、それでは掃除を始めましょう!」

「本官には敬称」

「復唱!復唱してください!!!」

「清掃開始します」


二人は清掃を開始した。

き、きまずい、、、、さん付けで呼ぶためだけに、階級を利用した。

怒ってるかな・・・

ちらっと、サムソンさんの表情を伺ってみるが、どうもよくわからない。。。

どうしよう。。。。


半日くらいが過ぎた。

突然、魔法陣が光り、オリビエ近衛騎士団長が飛び込んできた。


オークリン来て!

あなた、極大の治癒魔法使えるわよね。


よくわからないまま、魔法陣に連れて行かれた。


転送されながら思った。

どうなってるの、この職場。

どうなってるの、私の指示命令系統?


わけわかんない!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ