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No.65 配置

 いつも前書きは優木の妹がこのエピソードのあらすじを言っている(という設定)でやっておりますが、本日はよー鉄よりご挨拶です。


 とりあえずまず初めに、PV20000ありがとうございます‼まだまだほかの小説には及びんが、ここまで見てくださりありがとうございます。


 そしてついでにいつの間にか「determined person」投稿1周年をとうに超えておりましたw

(こればっかりは気づかなかった僕が大分ばかですね……)

本日で1年と2か月になりかけとなっております。


 最初は自分が水泳やら勉強が嫌になり始め、それなら全く違う何かやってみたいと思った結果、この小説の構想を考え始めました。

大体今で1年半経っており正直驚いております。(水泳部は高3に上がるときに辞めさせていただきました)


 1周年企画、何かいるかな……(案があれば言ってください)


 何はともあれ、これからも「determined person」をよろしくお願いします!

 

「艦長、さがみより通信です。修理完了、本艦はこれより退避する。貴艦の健闘を祈るとのことです」

 こちらの作業もひと段落ついたところだったからちょうどよかった。

「了解。総員に通達、これより本艦は戦闘予定宙域へ向かう。各員、発進準備‼」


 そう言うと、皆もっと忙しそうに作業を始めた。何か色々ついたからバランスとか出力の調整が大変だろうからな……




「艦隊司令部より全部隊へ通達されました。各艦、周辺のパトロールを中断、全ての艦の整備が完了したため、指定された座標へ迎えとのことです。作戦名はイモータル作戦。作戦開始時刻は今から2時間後です」

 孝弘が少しこわばった顔をしながら言ってきた。

「よし、さがみより離脱後、本艦はアメリカ軍基地右舷上方1000宇宙キロにてDP隊と隊列を組む。有次、微速後進、しかるのち上昇を開始してくれ。二葉、エンジンの出力調整よろしく」

「了解。微速後進」

「エンジン出力25%を維持します」


「さがみ離脱。進路上に障害はありません」

 さがみは日本地区で待機らしい。

「よし、上昇開始。スタビライザー展開。ライザードライブモード。取り舵20、最大船速で戦闘予定宙域へ‼」

「はい‼」

 作戦については事前に受け取っているし、父さんから大気圏突入に関する作戦概要も貰ったからとっとと行こう。


「孝弘、司令部から通達があるまでイエローアラート発令で」

「はい。総員、イエローアラート、レベル4です」

「よし、各員順次休憩をとってくれ」

「優木はどうするの?」

 隣のあかねが作戦の端末をめっちゃ見返しながら聞いてきた。

「ちょっと艦長室に戻る」

 色々やらんとだめだからな。

「分かった。早めに戻ってきてね」

 めっちゃ心配そうに見てくる。


「あとで聞きたいことがあるので艦長室に行きます」

 広海まだ端末とにらめっこしてるな。

「分かった」




「さて iちゃん、大気圏突入時のことを話そうか」

 艦長室に戻ると早速iちゃんと話を始めた。やっとかなければすぐに対応できないからな。あとで皆と話さないと……

『そうですね。送られてきたのから推測するに、日本地区司令から直接指令が来るみたいですね。一応ざっとした突入角度とかも調節されていますが……正直心配です』

 それはそうだ。

『そもそもネリネのスペック的にあまり余裕がないです。地球での活動もネリネの発電機は宇宙用だからまともに動けないです』

「そうなんだけどなぁ……でも僕たち以外に地球に突っ込んで敵に対抗できる船ないしな」


 一応各地区の海軍と空軍とかも訓練の一環という形式として総出で対処に当たるみたいだが、今回もし船が落ちてきたら流石に宇宙軍の存在を隠すも何も無くなるからな。どこまで地球の軍隊が対処できるかもわからない。


『でもそのまえにどうやって今回の敵の攻撃を凌ぐかですね』

 それはそうだ。地球侵略を阻止するのが僕らの役目だからな。

「そうだな。とりあえず特射砲で僕たちはうまく支援しないとな」

 それが今回の僕らの主任務だし。エネルギーパックも10個しかないから、最大11発しか撃つことができない。いつもより撃てるけど、それでも少ないからなぁ……

『超大型艦の実力と威力もまだわからないことだらけですし……』


 1回無人機で撃たしたとは言え、それだけだからなぁ。でかいけど、その分色々とやばそうだ。何か大型艦3つを合わせたような形だし。


『布陣としては私達の船が1番艦と一緒にど真ん中から撃つ予定です』

 そうなのか。1番艦が第4部隊の指揮をするみたいだから、てっきりど真ん中にダリアが来て、端っこにネリネが来ると思ってた。

『私達の船は特射砲の威力が他の船とは段違いですからね』

 それもそうか。


『発射については基本的にダリアからの指示で撃つことになっています。何かあれば個々に撃ったり、司令部からの通達で撃ちます』

「こちらの資料でもそうなっている」

『心配なのは第3部隊ですね。旗艦とかがそこにいるので…』

「でもそこは第2部隊と入れ替わり立ち替わりでやっていくから問題ないだろう。無人艦の制御もあるし」


 いつもの電子妨害で距離が離れるとろくに通信ができないからな。一応各地区ごとに有線で繋いでるけど、あてにならん。だからこそ、未だに有人艦が前線に出っ張ってくることになっているんだ。無人艦だけだと緊急時の対応にまだ問題があるからな。

『頑張るしかないですね……まぁでもAIの間でもリンクはなるべく続けているので、大丈夫です。安心してください』

 iちゃんがちょっとドヤァという顔で見てくる。そりゃありがてぇ。




「艦長、広海です」

「おう、入ってくれ」


「とりあえず、私から言えることは最善を尽くしますとしか言えないです。データを見ているんですけど、私でも少し難しくて……大気圏の突入の計算の仕上げなんてやらされるなんて思いもしませんでした……今は矢一さんと一緒に何とかやれています」

 広海が机の前に来ると開口一番にこう言った。そりゃ高校1年生でやらされること自体がな……


「広海って何でそんなにコンピューターの扱いに長けているんだ?」

 ついでにいつも思っていることも聞いておこう。

「それは……まぁ、家に居場所がなくなってしまったのと、ある人を探し出そうと思ったからですね……」「その人は見つかったのか?」

「えぇ、まぁ一応」

 最近は中学生で就職ではなく高校を卒業して就職が多くなってきた中、だいぶゆとりが出来たおかげでいろいろ勉強できるけど、こんな高度なのは大学でもやるかどうか。

「とりあえず、iちゃんも頼れよ?」

「はい。……あの、艦長」

「ん?」


[ピーピー]


「艦長‼まもなく指定座標です‼第4部隊はネリネが最後みたいです。それとあと10分で作戦が始まります‼」

「よし、広海、戦闘艦橋に向かうぞ‼」

「はい」



「状況は?」

「ダリアより通達です。ネリネは真ん中にて待機。1列にて敵を迎え撃つみたいです。左からアイリス、エーデルワイス、ダリア、ネリネ、フローレス、ガーベラです。射撃管制はダリアが行うみたいです」

「分かった。有次、ビーコンに従ってダリアの横につけてくれ」

「了解。ビーコンあるの良いな」

 まぁ、半自動で沿うだけでいいからな。それにしても殆ど全ての船が集結したからすごい迫力だな。まぁでも昔は100隻以上いたから、もっとすごかったんだろうなぁ……


「ダリアより通信です。繋げます」

「よぅ新人君。相変わらず元気にやっているみたいで何より」

「何とかやれています……」

 マジで色々なところに行かされてるのに何で僕たち生きているんだろう。いやマジで。


「とりあえず作戦通りに行く事になっている。本艦ダリアが指示を出すので、照準はそちらで合わせてくれ。発射タイミングはこちらでやる」

「分かりました」

「それじゃあレッドアラートレベル4で。いつ来るかは分からないからしばらく持ち場で待機になる。敵さんが来るまでは持久戦だ。そこだけよろしく」

「了解です」


 と言っても2日と経たず、敵が現れることとなった。



あとは敵を待つだけだって。(後ろになってごめん……)

あと誤字報告ありがとうございます(遅くなってごめんなさい)

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[一言] 次回話も楽しみにしています‼
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