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No.054 敵の本拠地

敵のコロニーの偵察だって

 「今回の作戦内容について説明をする。あかね、頼む」

 「分かった。今回の主な目的はこの星系の状況と敵部隊の戦力、新たな侵攻についての調査です。星系の状況についてはまず、人口惑星を大きさ順にαからδとします。最初に出てきた星はδで一番小さいですね。またこの星系には不可解なところも新たに発見されており、追加での調査を行えとのことです。例えば、破壊されている惑星、惑星εとします。それについてですね。優先度は敵部隊の戦力及びその装備、侵攻部隊と思しきものについての調査、星系の状況です。なお、他の2艦はこの宙域で待機し、本艦は単独行動での作戦となります」



 計画としてはこうだ。とりあえず偽装についてはこの星の貨物船を参考にしているので目立たない……はず。航路についてはステルス無人機での調査をして、一番軍の活動が少なく、かつ行き来する船が少ないところをうまく通っていくことになる。ステルス無人機?何か持ち込まれていたんだよ、さがみによって。でも1隻だけで敵のど真ん中に突っ込むことになるからな。まぁ、この船の性能とか諸々を足し合わせれば出来ないことはない。だからこそ隼華さんとも十分に話し合って決めた。これが出来なければ全力で引き返すだけだ。まったく、無茶なこと言いやがる。アメリカ地区の本部からも同じ感じで調査しろと来ていたらしいし。

 「ネリネ隊、2時間後に作戦行動に移る。各員、配置につけ‼」



『民間船の航路と思われるところに乗りました』

 「全艦異常無し。問題ないです」

 「何とか紛れ込むことが出来たな」

 「そうですね。民間船もほとんどいないですし、このまま進める事ができれば良いのですが……」

 「そうだなぁ」

 そこは頑張るしか無いか。

 「なぁ」

 「どうしましたか?」

 「他の船の通信とか傍受できないのか?」

 「出来ないですね。ですが電波みたいなものは出ていますから、もしかしたら……」

 出来たら楽だけれどなぁ。多分言語が全く違うが。連絡を取り合うことができれば交流でも何をしてでも休戦する努力ができるのになぁ……それを言ってもしゃあないか。

 「艦長、当直交代の時間です」

 もうそんな時間か。最近ずっと船に乗り続けているせいで時間とか曜日感覚がズレてきている。……マズいな。実に不健康だ。とっとと帰りたい……ただでさえかエーデルワイスやフローレスと別れてこんなところで単独行動をしているのだ。危険極まりない。何かあれば対応しんとだめだしなぁ。

『このまま行けば3日後に本拠地と思われる惑星、5日後には破壊された惑星を見ることができます。途中で惑星γも通ることになりますね』

 「まず、目標は本拠地だな。恐らくもしかしたら近くに敵艦隊がいるかも知れない」

 「近くまでは?」

 死にたくないので行きたくないです。いやこんなところ来ている時点で頭おかしいけど。チョロっと見させてもらって通り過ぎるか。とりあえず、まずは3日後の一番大きな惑星が問題だな。



 「これが惑星γですね」

 惑星γ、端から3番目のところにある惑星だ。うん、一番端っこの惑星δと同じく薄暗かったが、圧倒的に違うところがある。それは何というか……地球の夜と同じような感じで都市みたいなものかな?そこはすごく明るくなっている。それと宇宙のちょっと離れたところに僕らの基地より二周りほど大きいコロニーのようなものを見ることが出来た。そんなところもすごく明るい印象だ。そのコロニーのところには色々な貨物船が通っているな。そんなのを横目に見ながら僕らは進んでいった。



 「まもなく惑星αです。……艦長、どうしますか?」

 「この流れでもう少し言って抜け出せそうなところで抜け出して探索をする。一応レベル4まで上げといてくれ」

 「分かりました。総員、イエローアラート、レベル4です」

 降下とかはしていないけど。

 「本艦はこれより、予定航路離脱後ステルスモードでこの惑星の探査をする。飛行隊は待機をしていてくれ。各隊所定の位置で待機」

 「ここらへんだったら離脱しても怪しくはなくない?」

 「じゃあ離脱してくれ。しばらくしたらステルスモード」

 「了解」

 「艦長、前方進路0-2-0上、距離2000宇宙キロに大規模な複数の艦隊及びコロニーを確認。数不明、艦種不明、IFF確認できません」

 「どこまで進める?」

 「800です」

 「よし、微速前進。距離1000まで近づいたらエンジン停止。慣性で近づく。データを取ってくれ」

 「了解」

 「ヨーソロー」


 「艦を確認。全部でおよそ40隻。不明艦1,中型艦15、小型艦20が1つになって固まっています。不明艦はバカでかいですね。あと不明なものもちょっとあります。ただ中心で隠れているので詳しいことは……」

 「多いな」

 「はい。そしてもう1つ、27隻の艦隊も確認できますね。中型艦6、小型艦21隻です。他にもはぐれている船が数隻ほど」

 「えぇ……」

 やっぱあれだけではないのか。さすがだな……しかしどちらが乗り込んできても不味くないか?

 「そもそもどちらも乗り込んでくるとは限らないでしょ」

 それもそうか。

 「でも1つ目の艦隊の方はなにかやっています……」

『なにか修理とか訓練をしているみたいです。何かは分かりませんが』

 色々トラブっているのかなぁ。あちらさんも。こちらとしてはトラブりまくっていてほしいな……



 「あっ‼艦長‼あの青い船が出てきました‼」

 「こっちくるか⁉」

 「いや、あの艦隊の中央に行くみたいです」

 「ということはあの艦隊と関係あるのか?」

 「わからんなぁ……」

 でもやっぱ関係ありそうだな。あれがやってくるのか。地球軍は壊滅的だからな。あれだけが乗り込んでくるだけで不味くなる。……大丈夫かな。

 「とりあえず、データを収集するだけ収集したら戻るぞ」

 「了解」

 「艦長、どうも不明艦はバカでかそうです。あと、前回攻撃してきて生き残った船も集結し始めています」

 「それはマズイな……早く帰って隼華さんに知らせないと」

 「そのほうが良いと思います」

 どうもあの艦隊がこっちに来るんだろうな。今ここで削っておきたいけどそんなことしたら自分たちが確実に撃破されてしまうから無理だ。

『艦長、一応データは取ることが出来ました。あと基地とか惑星とかのデータも取れています』

 「わかった」

 どうもここのコロニーは軍事基地で本部的な存在なのだろう。そして離れたところに惑星があり、コロニーが存在しているけれどそこも出入りが激しいからここがこの星系の中心的存在なんだろうな。

 「破壊された惑星はどうする?」

 「この情報を先に届けるほうが先だろう。今いる艦隊の数は?」

 「43隻です。あともう1つは変わらず27隻。それともう1つ30隻の艦隊が来てますね」

 まだ来るのかよ。

 「……にしてもやっぱりたくさんいますね。なのに何であんな少ない艦隊で侵攻して、技術もあっちが上とはいえ地球はまだ滅亡してないんでしょうね」

 滅亡されたら困るがな。でも二葉が言っていることもよく分かる。こいつら何したいんや……


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