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No.017 我らの母艦、ネリネ

すみませんでしたぁ‼間違えて昨日、明日投稿します‼とか言って……

昨日を水曜日ではなく木曜日と勘違いしてました……とりあえず、今日は言っていたので普通に投稿して、明日にネリネについての説明とスペックなどについて投稿します‼申し訳ありません……


これからずっとお世話になる船を見に行ったんだって。

 

「……とりあえず全員集まっているようですね、先生」

 なんだかんだ言って皆興味があるんだろう。勉強や訓練したくないのかも知れないが……

「沖縄までは駅から専用の軍用列車が出ているのでそれに乗ってもらいます。この列車は特殊仕様なので写真撮影はしないでくださいね?」

「優木いつも撮っているからね」

 うるせぇ良いだろ……まあでもあかねも大分元気になってくれてよかった。つらそうだったからな……



 そして駅から約3,4時間ぐらい乗っていると突然列車が駅に到着した。技術の進歩でとても移動がスムーズになったのはいいが、高速鉄道は地下深くにあるから外の眺めが見れないのが辛いなぁ……だから海を越えて様々なところへ行けるのだが。


 初めて沖縄に来たが、そこは施設がある以外はただ野原が広がっていた。そして所々にクレーターもあるし……その中でも目立つのが、ロケットの発射基地と透明な管のようなものが天にそびえ立っている建物だ。

「今はみんな驚いているようだけど、宇宙へ出るとよく往復するからそのうち見慣れるよ。じゃあ僕等はエレベーターに乗るからこっちだね」

 そう言うと、先生はその建物に向かって歩き出した。

「わぁ、広いな優木」

「宇宙エレベーターってこんなに広いものなんだ、宗光」

「それはロケットをいちいち飛ばすのは難しいので、地球から送らなければならない必要な物資を届けるのにそれなりの大きさを必要としているからです」

「へぇ〜」

 宇宙エレベーターに乗ったのだが、そこは戦闘機が2期ぐらい入れるぐらいに広かった。ただ、外から見ると透明の管だが、エレベーターは全然透明ではなく、灰色だった。……残念。


「それでは動きます」

 宇宙エレベーターの中はさっきも言ったように広いが、外は映像からしか見えず、窓はない。

「これより本エレベーターは、高度3万6000kmにある第5宇宙基地に向けて上昇を開始いたします。外の様子は、エレベーター入口付近の映像から確認できます」

 エレベーターはそう言うと、上昇を始めた。と言ってもほとんど揺れは感じないが。地球の様子はエレベーターの中からだと全体を見ることが出来ないのであまりわからない。


 宗光とあかねと話していると、エレベーターは基地についた。基地のマップを見せてもらったが、とにかく基地はとてつもなく広い。宇宙基地は主に4つのブロックで構成されている。まずは、戦艦が停泊したり待機をする事ができる待機ブロック、その戦艦を整備できる整備ブロック。司令官が仕事をしたり、待機をする司令ブロック。そしてここには日本地区宇宙軍の本部もある。あとは寝泊まりする居住ブロックで構成されている。そして、ここでは地球を覆っているエネルギーシールドを制御しているうちの1つでもある。

「今日は整備ブロックに行きます」

 そう言うと先生は整備ブロックに向かって歩き出した。



「ここは人工重力が働いていますが、整備ブロックと停泊ブロックは無重力区画となっています。日頃の訓練を生かしてください」

 無重力区画はどこでもスイスイ動くことができる。しかしながら途中で方向転換が出来ないので、何か壁や支柱の近くにいないとどこまでも飛ばされていってしまう。それによって何人か、あかねや宗光も飛ばされてしまっていた。楽しそうだが……僕もやりたいが、変なところに飛ばされて迷子になりたくないしなぁ……


「うぉぉ〜‼あれがネリネか‼」

 前から整備班の人達の声がした。整備ブロックを進んでいくと、そこには白いボディにオレンジのラインが入ったバカでかい艦があった。


「これがDP-206ネリネです。もともとこの船は日本地区軍の旗艦として運用する予定でしたが、色々と問題が発生したため、組み立て途中だったこの船はDP艦として運用されることになったのです」

 若い人たちにしか言うことを聞いてくれないあれか。

「2番めのネリネの艦かぁ……」

「前のネリネよりももっとパワーアップしていますね。正直、オーバースペックに近いです」

 見ていないからわからないがそう言うのならばそうなのだろう。


「艤装はほとんど完成しているので、後はシステムの構築だけです。それぞれの班に分かれて自分の持ち場を実際に見て確認しましょう」

 中は大体出来ていたが、まだ艤装途中のところどころ見かけた。エレベーターに乗って1番上まで上昇するとそこは僕等が実際に使う艦橋だ。

「おぉ〜、ここが艦橋なんだね‼ここが私の席なのかぁ」

「俺1番前に座るんだな……」

 有次は操舵手だからな。

「戦闘時はここでは戦闘はせずに戦闘艦橋に行くことができるんですよね?長岡さん?」

「そうですね、まぁここの席から自動的に下に行くことが出来ますね」

 その後は自由に中を見学できることになった。


「優木?一緒に回ろ?」

「そうだね。あかね」

 というわけでざっとだが全体を見て回っていこう。



 ー艦橋ブロックー

 ここは上が通常艦橋、そこの下に戦闘艦橋が装備されている。通常艦橋と戦闘艦橋の間はだいぶ離れているが、座席や各戦闘班が使う主要機器をそのまま座席の後ろにあるレールで移動させて昇降させることができる。また、通常艦橋の後ろにはセンサーやレーダーなどの機器があり、レーダーは艦橋の側面から飛び出して設置されている。また、エアロックがあるので、外から直接艦橋に入ることもできる。あとは緊急用の脱出装置が通常、戦闘どちらの艦橋にも装備されている。

「ここが私の席かぁ。ちょっと他の席より艦長席と一緒で高くなっているから見晴らしは良いね!」

「そうだなぁ。ここから指揮を取らないといけないのかぁ……」

 大丈夫かなぁ……

「大丈夫‼私も付いているし」

 そう言うと2人で自分の席の感触を確かめあっていた。意外と柔らかいな⁉

 そんなこんなで他のところも回ってみようという話にあかねとなったので移動することにした。



 ー整備ブロックー

 ここは艦の中央のほとんどを占拠しているブロックである。中心や後ろ側に整備するための道具や予備パーツ、オプションパーツが備え付けられており、その周りを戦闘機が囲って回転できるようになっている。まぁクイックパーキングに似たようなものだ。車ではなくて戦闘機だが。その後ろには作業や整備できるスペースがある。

 発進口は2つあり、艦内部からカタパルトとかが迫り出してきたあと、そこから射出される。また、整備ブロックには18体AIロボットが搭載されていて、整備班の仕事を手伝っている。ちなみにまだ戦闘機とか部品などは置かれていなかった。残念、僕も使うかもしれないのに……



 ー居住ブロックー

 ここはネリネの乗員が寝泊まりしたり勉強したりするところだ。部屋は僕とあかねが1人部屋、他は女子が4人部屋2つ、2人部屋1つ。男子は4人部屋2つ、3人部屋と2人部屋がそれぞれ1つずつとなっている。これは1地区の基地と同じだ。ちなみに部屋に入ろうと思ったら指紋認証が必要だ。自分が使う艦長室の中に入ると、最近寝泊まりしていたところとほとんど同じでそこはまぁまぁ広く、(と言っても普通に家の1人部屋の2倍以上はありそうだが)でもそこにベッドとかタンスとか、艦長用の作業机と小さなテーブルとソファがあるからあまり広くは感じない。

「艦長部屋ってこんなのになっているんだね。副艦長用の一人部屋はこれの半分ぐらいだった。まぁ作業机とかは必要ないし」

 他には教室が2つ、自習できる部屋が1つ、他には応接室やトレーニングルーム、娯楽施設も兼ね備えている。

「色々あるから暇な時飽きないんじゃない?後で宗光も誘って運動しましょう」

 あかねは豆な人だからなぁ。でもこれで朝のランニングの代わりになれそうだ。



 ー食堂ー

 食堂と言ってもここにもいろんな部屋があり、もちろん食べられるところやお客さんが来たときに個室で食べれる部屋、調理場に保存食を入れるところ、後は一応野菜室も兼ね備えられている。……野菜室⁉ビニールハウスみたいに育てられるらしい……

「艦長と副長さんじゃないですか⁉見回っているんですか?」

「そうだよ。みんなも見て回ってもいんだよ」

 というか見回っておいてほしい。

「それにしてもここには調理器具がいっぱいあるし何でも備え付けられていて良いですね!新鮮な野菜も採れそうですし」

 とか言いながらみんな目をキラキラさせて見ている。

「やっぱりみんな自分の好きなものが出来て良いね、優木」

「まぁでもここから絶望とか恐ろしいことにならなかったら良いんだけど」

 一応僕等は宇宙という未知の世界で戦うかも知れない人達だからな。

「まぁでも今は楽しんどけば良いのでは?」

「……そうだね」



 ー機関ブロックー

 ここには機関室とメインコンピューターがある。と言ってもまだメインコンピューターにはインストールされていないらしいが。エンジンはさらにその奥にそれぞれ付いているらしい。それぞれバラバラについているので、ここから統括して見ていて、何かあればそのブロックへ行くらしい。ちなみにここにもAIロボットが8体置いてある。他にも救護室や戦闘機のパイロットが待機する部屋など様々な部屋があった。



 ここで艦の中での移動手段について話そう。基本的には艦にはスタビライザーのおかげで人工重力が働いているが、戦闘時や艦の修理などで無重力状態になった時、歩いて移動したりするだけでなく、壁にあるベルトコンベアーのようなものを使って移動できる。また、上下に移動するときは、エレベーターがあるがその他にも簡易昇降機?的な感じのものでも移動できる。

「この艦でネリネ乗員は9日後に処女航海に出てもらいます。そしてその次の日からはまた実際の鑑で3番艦の人たちと訓練をしてもらいますのでよろしくお願いします」


 いよいよかぁ……


明日が金曜日ですが、間違えたので明日にネリネについてをイラストを少しだけ混ぜながら説明する予定です。その後は(たぶん)しばらく投稿をお休みさせていただきます。よろしくおねがいします。

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