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ペンをとって
BLな恋人たちを小説に書きだすアリシア姫
「締め切りもあるから大変だわ モデル・・私の王さまだけど
誤魔化したから大丈夫よね」などと心の中で思うアリシア姫
実はちょっと、にぶにぶな本人の王様以外は 廻りなバレバレなのだが
・・王さまも少し気が付いてるが 姫に対してはとても寛容、温和で
廻りは気が付いていないと思ってたり
ため息をつきながら アリシア姫はペンを取る
で・・書き出しはこうだった
王は その美しい騎士の長い黒髪に触れて・・
その手を引き寄せる
「剣を握る手であるが 細くて長い指先」「あ、あの王」
「綺麗な面立ちだ」「・・・・・」見つめられて頬が次第に赤く染まってゆく
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