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under 500 Ⅱ

陶酔するような、想像を忠実に放つ

走る、走る。


速く、速く。


走れ、走れ。


全力で、全力で。


前の人に追い付くんだ。


追い付け、追い付け。


前の人が恐怖を感じるくらいに。




これが天職だと思っている。


目立つのは、ほんの一瞬だ。


でも、快感は計り知れない。


走って、走って、走りまくる。




色々な場所がある。


色々な景色がある。


ワクワクが半端ない。


楽しくて、楽しくて、仕方がない。


こんなに気持ちいいんだ。


こんなに清々しいんだ。


こんなに爽快なんだ。


改めて、そう感じた。




ただ、少し暑い。


それに、視界も良くはない。


あと、テレビカメラが少し気になる。


異質な環境で、今、走っている。



こんな、テレビの鬼ごっこ的バラエティーという、異質な環境だからこそ、このような高揚感が溢れてくるのだろう。

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