陶酔するような、想像を忠実に放つ
走る、走る。
速く、速く。
走れ、走れ。
全力で、全力で。
前の人に追い付くんだ。
追い付け、追い付け。
前の人が恐怖を感じるくらいに。
これが天職だと思っている。
目立つのは、ほんの一瞬だ。
でも、快感は計り知れない。
走って、走って、走りまくる。
色々な場所がある。
色々な景色がある。
ワクワクが半端ない。
楽しくて、楽しくて、仕方がない。
こんなに気持ちいいんだ。
こんなに清々しいんだ。
こんなに爽快なんだ。
改めて、そう感じた。
ただ、少し暑い。
それに、視界も良くはない。
あと、テレビカメラが少し気になる。
異質な環境で、今、走っている。
こんな、テレビの鬼ごっこ的バラエティーという、異質な環境だからこそ、このような高揚感が溢れてくるのだろう。