お前は俺らを怒らせたの回ー後編ー
深夜、誰もいない職員室に1人、こっそりと源先生のパソコンにUSBを刺す者が現れた。
??「ふふふ、またこれで……教え子らは賛美をあげるだろう……」
彼の喜んだ。
地位の保持による犯罪行動、テスト答案の窃盗行為、ターゲットは数学科の源先生のパソコンだった。
何故なら、近日行われるテストが数学だったからだ。
??「パスワード解除ツール……これで!ーーん?あっ……あぁん!?」
解かれた画面に驚愕する。
全面ヤックンのヌード写真、若干源先生の裸体も映し出されていた。
??「悪事はそこまでだ!九頭先生よぉ!」
突然浴びるスポットライト、その光の先に映し出されたのはーー九頭光、だった。
九「何者だ!」
??「何だかんだと聞かれたら!」
??「おやめなさい」
??「駄楽部でーっす!犯罪者セン公ちーっす!」
現れた駄楽部の3人がスポットを背景に奇妙なポーズをとり、キャッツアイの如く現れた。
九「な、何のことだ?」
南「アナタの狙いは分かっていた。特定の科目試験の2、3日前ごとに教師のパソコンから答案を盗んでいたことは……そして数学が全学年集中する丁度明後日、今日実行するのがベストって訳です」
真「……お縄につけよ」
空「お終いなんだよ!」
3人が迫り寄る。だが九頭は屈することなく、その場で高笑いした。
九「はっはっはっ!」
3人「!?」
九「問題児3人がどうやって私を裁く?誰が話を聞くと思う?目撃以外の証拠でもあるのか?」
南「何だと!?」
九「私の立場ならどうにでもなるのだよ!例えお前たちが騒いだところで、今ここで退学にして揉み消すことも出来る!」
空「クズが!」
九「私は九頭ですが何か?お前らに何一つ有利な状況などないのだよ!」
真「……ある」
真が小さく呟いた。その言葉に2人も驚いた。
九「なに?」
真「なぁに簡単だ……作ればいいのさ」
南「どうゆう、ことですか?」
真「この真は……いわゆる『変態』のレッテルを貼られている……ピッキングを使っては女子ロッカーを開けたり……ドローンで着替えを除いたり……リコーダーを舐めた数は数え切れねぇ……だがこんな俺に吐き気のする『悪』はわかる!オメーの悪党っぷりは学校にも法律にも裁けねぇ。だから俺が裁く!」
九「貴様……!堂々とそんなことをーー!」
真「それと録音データだ。今の会話、それから……生徒の証言。そしてーー!」
パラパラと出された写真の山。
九「な、なんだこれは!?」
南「なるほど。これなら……」
オエーー!!!! ___
___/ ヽ
/ / /⌒ヽ|
/ (゜)/ / /
/ ト、/。⌒ヽ。
彳 \\゜。∴。o
`/ \\。゜。o
/ /⌒\U∴)
| ゛U|
| ||
U
九「私はこんなことしてない!!」
空「みんなの前でも同じこと言うてみろよ?何人が信じる?何人の生徒がお前を庇うかな?」
九「ひ、卑怯ものめぇ!」
真「怯んだな!さぁ……show timeだ」
空「お前の罪を数えろ!」
南「総攻撃です!」
全員でボコボコに殴りかかる。
気がつくと九頭先生は気絶、とりあえず3人はパンツ一丁にし、目隠しと口を封じて亀甲縛りした。
真「オマケに『私はMです。【自主規制】が大好きです』と」
南「これだけやれば写真の真実味も湧くでしょうね。まさか……合成のコラ画像を作っていたとは」
空「流石ヤックン、今度頼もう!」
九「〜〜〜!!!」
翌日、朝から学校に警察が来た。
ばら撒かれたSM風俗に通う九頭先生の姿が写る写真、そして放送室から永遠と流れる会話の一部始終、生徒はしばらく自習、職員会議が数時間に及び行われた。
そして放課後、源先生が3人を呼び出した。
源「まったく……派手にやってくれたじゃない」
真「んで、九頭は?」
源「教師免停よ。全てが明るみになったみたいで生徒からも直に証拠取れたからね」
南「それだけですか?」
源「……」
空「源ちゃん?」
源「ポイント贈呈よ!アナタ達がやったとは誰も知らないみたいだけど、第一発見者だったのが幸いしたのかしら?とりあえず、目標の6分の1くらいは貰えたわ!」
3人「おぉ!」
真「焼肉!」
空「スイーツバイキング!」
南「……あれ?何か大事なこと忘れているような……?」
忘れていた。
テスト期間、ずっと調査で勉強をしていないことに。南以外が、まさか赤点をとることになるとは、誰もこのことは知らなかった。




