お前は俺らを怒らせたの回ー中編ー
オエーー!!!! ___
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真「ただいまー!! 源っちゃーん! 朗報だぜぃ」
空「ななななんとー!! 九頭先生には秘密ガガガガガガガガ●ガイガー!!」
陽気に扉を開ける空と真。
しかしいつもなら「おかえりなさい。ティータイムにする? 私にする? それとも私?」と聞いてくるはずの源先生は、考える人のポーズを取り、うんうん唸っていた。
南「どうしました? またくだらない悩みですか?」
源「そーなのよぉ……って何がくだらないのよ!! 重大!! ゆゆしき事態よ!!」
そういう時に限ってくだらない事態が待ってるのだろう。そう踏んだ3人はテーブルに並べられたティーカップに手を伸ばす。
空「そりゃあ大変でしたね……どこのホストにぼったくられたん?」
真「ホスト? [自主規制]したの? [自主規制]」
南「まぁ、先生の恋の悩みは私達には解決不可能……」
源「そんな場合じゃないのよ! 私達教員のパソコンが、勝手に覗かれてた疑惑があったのよ?!!」
3人はしばらく黙り……
3人「え、まずい画像でも入れてたの(ですか)?」
源「キィイイイイイーーーッッ!! この子達はぁああああっ!!」
お茶会用の丸テーブルが卓袱台返しよろしく、ひっくり返された。
源「最近、学校の先生方のパソコンを何者かが勝手に起動した痕跡があったそうなのよ。
中にはテストのデータを入れてた先生もいたみたいで……」
空「え、源先生。盗み見たん?」
源「だから私じゃないわよっっ!!」
卓袱台返し本日2度目。
アールグレイを頭から浴びた南は、前髪から雫をポタポタ落とすも至って冷静だった。
南「犯人の目処は?」
源「わかってたら悩まないわよぉ……はぁ、私のムフフな画像データまで見られてたらどうしましょ」
南「何入れてんですか……」
真「え、何々。[自主規制]な画像でも入れてたり?」
南「あなたはいちいち食いつくのをやめなさい!」
だが今の源先生の様子じゃあ、今日の調査結果を言っても、それどころじゃないだろう。
頭を抱える先生に軽く挨拶を済ませ、3人はその場を後にするのだった。
(V)(´(゜)∀(。)`)(V)
真「ま、つまるとこ、性格も外見もいいの2拍子! 俺の兄貴が最高のイケメンてわけだ!」
南「変態を最高と呼ぶ時点で色々終わってますよ?」
真「何をぅ? 俺の兄貴はパソコンで裸ネクタイウィルスを作れるくらい優秀だぞ」
南「天才と何かは紙一重といいますか……にしても……」
帰り道。夕焼けに染まる景色を眺めながら南は、あのバスケ部の様子を思い出していた。
南「(明らかにあれは……)」
空「でも、本当にスゲーよな。あの部、最近は学校のテストでも上位者をバンバン叩き出してるんだよな? スパルタでも、出来る奴なら問題は無いのかもな」
南「? 待ってください。それ、本当ですか?」
話題に食いつく南。返したのは真だった。
真「ああ。確か今日練習で見た、あいつと……」
そして数え始めて少しして、真は自分の口に手を当てる。
真「……あ、レギュラー全員、最近のテストのトップ10で名前見たかも」
南「全員が? まさか。あんな過酷な練習で……」
あり得ない。
そう言いかける南の頭で、源先生の言葉が蘇った。
─中にはテストのデータを入れてた先生もいたみたいで……─
南「…………!!」
空「南? どうし……」
南「っ!!」
南は直ぐに携帯を取り出し、源先生の番号を打つ。
3コールの後に源先生は出た。
源『南ちゃん? なによぅ……』
南「先生。今すぐそちらに戻ります。だからそれまでに調べて欲しいことがあるんです……!」
(V)(´(゜)∀(。)`)(V)
源先生は3人が戻ってくるなり、苦い表情をしてみせた。
真「なぁ……事情が呑み込めないんだが?」
空「そう……だよな」
しかし南は答えず、源先生から書類を受けとる。
そこには一部生徒の、ここ最近のテストの成績をピックアップした記録が記されていた。
それらを一瞥し、南は表情をキツくする。
南「やはり……!」
空「なぁ、南ちゃんや? さっきから話が……」
南は黙って空に紙を突きつけた。
空はそれに目を通し……
紙に記された生徒達の成績が、ある月を境に急激に伸びていることに気付いた。真も後ろから覗き込む。
空「……なんじゃこりゃ」
真「ん? 何これ……って、この名前……」
南は黙って頷き、源先生に向き直った。
南「先生……一番近いテスト、次は誰の教科なんですか?」
源はハッとして
源「……まさか……!」




