表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

猫のエッセイ

テンプレをランキングから駆逐したければ、テンプレを書け

作者: 猫の人

 真面目な話、テンプレ否定論者のうちランキングの在り様を変えようっていう人は、自分のエッセイでどれだけの人が動くと思っているのかな?



 すごーく酷いことを言います。

 「ランキングがテンプレ一色だからどうにかしようぜ!」ってエッセイは私の記憶の中では2012年ごろには、現存する物なら2013年には既に存在するんですよね。

 で、効果があったかと言うと。


「全く無い」


 いや、私は効果があったかもしれないとか思う訳ですよ。

 ですが、テンプレ否定論者は未だに言い続けている。「ランキングはテンプレばかりだ」と。

 過去のテンプレ否定エッセイ作者、ランキングに少しでも多様性を求めた人たちの努力は、テンプレ否定派によって無価値と断じられている訳です。


 単純に自分の心情を吐露したかった人とかはいいですよ。ある程度のポイント、同様の事を考えている仲間からの感想などで報われていますから。

 ですが、テンプレ打倒を目指す方々の努力は実を結んでいない。

 彼ら自身がそう考えている事でしょう。






 では、どうすればいいのか?

 これまで通りの活動を続ければいいのか?


 おそらくも何も、徒労に終わるでしょう。

 この場で何か言っても、与える影響はほんのごくわずか。それを積み重ねてランキングの改革を目指す? もう何年も頑張っているのに?



 その努力を無駄とは言いません。


 ただ、あと何年経てば、ではなく。あと何十年経てば、その努力が報われると思いますか?

 そしてそれは努力が報われた結果でしょうか?

 ただ単に、自然の流れがテンプレを淘汰したとは思いませんか?


 テンプレを否定し続けただけの努力は、本当に実を結ぶと思いますか?





 と言う訳で、テンプレ否定論者に方針転換を提案します。


 テンプレ否定論の中に「同様の物語(テンプレ)を出し続ければ人はいずれ飽きる」「テンプレに飽きた人がなろうから離れていき、なろうが衰退する」とあります。

 じゃあ、テンプレ好きが離れていくぐらいテンプレを提供すれば、その流れが加速するとは思いませんか?


 私は「テンプレ作品の増加」こそが「テンプレ脱却」に至る唯一無二の方法であると思います。



 まず、テンプレに飽きた読者が非テンプレを求める流れを加速させる。

 同時に、テンプレ展開を使い潰してテンプレ作者がテンプレを書けなくする。


 これらを狙うのです。



 前者はさっき説明した通り。


 後者については、テンプレ作品を先に書く事により、同じ展開を「パクリだ」と言える状況を作るのです。先回りしてネタを使い潰すことでテンプレ作者にプレッシャーを与えるのですよ。テンプレ作品のリソースをさっさと使い切ると言えば分かりますかね。

 テンプレ作者であっても、パクリ作者ではないのです。パクリと言われないように自分なりに新しいネタを考えながら作品を書いているのです。

 よってテンプレ作品の増加は新規テンプレ作品を書く作者の抑制に繋がり、テンプレ否定論者の言う「清浄なランキング(誤字にあらず)」へと生まれ変わるわけです。


 一時的にランキングのテンプレ率が増えますが、効果はあると思いますよ。





 と言う訳で、結論。


 テンプレをランキングから駆逐したければ、テンプレを書け。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] テンプレ否定エッセイというのがすでにテンプレ化してるよね
[一言] いやあ、どうでしょうね 正直なとこもう何かいてもパクリというかネタが被るレベルにテンプレが溢れており、その作品もレベルが高いものから低いものまで様々なものがありますが、未だにテンプレ作品は作…
[一言] 頭こねくり回して非テンプレのランキング乗るような面白い話書いても 面白ければ当然真似する人が出るわけで それが新しいテンプレになるだけっすな ランキングからテンプレが消える日は来ない
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ