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こぼればなし  作者: やまやま
弐 最悪の黒
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最悪の黒-082

 整理番号0019 戦闘補助魔導具について(5024年9月20日追記)


・文字通り、魔導具の中でも傭兵ギルド、衛兵隊、騎士団に所属する戦闘職が使用する魔導具。

・形状は使用者によって多岐に渡るが、一般的に普及している魔導具と同様に、基礎部分に術式を彫り込みエネルギー源である魔石から魔力を浸透させ魔術を発動する。違いは魔術を日常生活に用いるか戦闘に用いるかの違い。

・魔石の含有する魔力は波長が均一であるため扱いが容易であり、戦闘の負担軽減のために魔術を使用する者は魔導具を用いるのが一般的。この世界の戦闘職は魔導具を用いた総合的な戦闘能力は非常に高いが、魔導具なしでの魔術発動の練度はガイアの一般魔術師よりも劣る印象。(そもそも自然魔力を用いて発動しているという前提もある。詳細は魔術の項目参照)

・魔導具作成には一般魔導具と同様に職人ギルド及び魔術ギルドの発行する資格が必要であるが、さらにそれらの携帯及び使用には所属(傭兵ギルド等)からの認可が必要。

・傭兵ギルドにおいては低ランクのうちは汎用性の高い低価格帯の魔導具をギルドを通じて購入し、ランクが上がり収入が増えると職人ギルドや魔術ギルドに各々の手癖に合わせたオーダーメイド品を発注するのが一般的。


瀧宮の術式による刀剣生成について

・この世界においては魔力の凝縮による物質の生成が一般的ではない(というかこれに関してはガイアでも一般的ではない)ため、扱いが不明瞭。

・術式が付与された武具と言う意味では魔導具だが、術式そのものとも呼べるため魔術の副産物(地属性の攻撃魔術で生み出す礫等)とも捉えることができる。

・現状は後者と言う扱いで誰からも指摘されていないが、念のために確認をしたい。

 →確認済み。後者の扱いで良い。

 (5024年9月18日、ティルダ・バーンズ)


(5024年9月20日追記)

魔導具に限った話ではないが、この世界の魔術はある程度物理学や化学に沿う形式で構築すると発動に係る負荷がだいぶ軽減される。

例:攻撃魔術をより速く遠くへ射出するには後ろから突き出すイメージで術式を形成する等


逆に完全に理屈の外の現象を魔術的に再現しようとすると多大な負荷が発生し、魔術そのものが失敗する。

例:水その物を燃焼させる等

→水素と酸素に電気分解すれば燃えるだろうが、それはただの化学反応だ


ただし理屈外でもフェアリーの魔法の様に「魔力由来の反応に違いはないが、どのように動いているか不明」な現象も存在するため、解析次第では魔術として転用することも可能。

例:フェアリーのポーチ

現象:ポーチの口に入る大きさであれば重量及び体積を無視して収納できる

瀧宮の空間制御術式「魂蔵」に似ているが、理屈は異なる。

ポーチの中を亜空間化しているのは間違いないだろうが、その入り口が固定化されてしまっているのがやや不便。

重量無視については地属性と闇属性の混合による重力操作と推測されるが、亜空間化が詳細不明。

水風光の3属性で「不完全な世界」を再現しているようだが、どのように均衡を保っているのかが全くの謎。下手に再現しようとすると前述の地闇と混ざり合ってしまい魔術暴走が起こりかねない。

→大隊の技術班は亜空間化の再現の目途は立っているようだが、コンタクトが取れたら詳細を確認する。

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