最悪の黒-061
整理番号0011 魔力、魔術について(5024年6月13日追記)
魔導具について(7月24日追記)
○魔力
・この世界に存在するエネルギー。
・ガイアにおける魔力と根本的には変わらないが、こちらは大気を始めとした自然物全般に比べ物にならない密度で存在している。(転移直後に魔力酔いでぶっ倒れた原因)
・属性は4大属性+光と闇の上位2属性が基本。打ち消し合わない属性同士を混合することで雷氷毒樹等の特殊属性に見立てることも可能。
・自然環境下に存在する魔力(自然魔力)は存在する物質に依存し属性が決まる。
例:空気中は風属性、水中は水属性の、土中は地属性に著しく偏る
※炎属性は自然魔力としては密度が乏しいが、木(地、水の混合)を燃やすことで含有魔力が変異する
・このことから魔力とは各属性がそれぞれ存在しているのではなく、魔力の根本である魔素(仮称、いわゆる無属性?)が環境や術者によって変異すると仮定する。
・人体から発生する魔力は基本的に各人によって属性が偏っている。(人体魔力)
→リリィ:地、水
オセロット:地、闇
アイビー:水、地、風
ルネ:炎、光
バーンズ:炎、闇
○魔術
・その在り方はガイアとやや異なる。
・魔術の源流はラッセル湖に住むフェアリー族の有する魔力を用いた「児戯」であり、本人たちもそれがどうしてそのように動いているのか分かっていない。これを他種族は「魔法」と呼ぶ。
・魔法のうち、魔力の動きについて法則性が解明され、他種族でも扱えるようにしたものが「魔術」と呼ばれる技能。
・魔術を形成するため、物理学や数学で言うところの公式を「術式」と呼称している。(ここがガイアとはやや異なる点だが、以後はこの世界に則った用語で記載する)
・魔術の発動は基本的に自然魔力を用いて行われる。人体魔力を使用し魔力切れのリスクを冒すくらいならば自然界に溢れ返っている自然魔力を用いた方が低リスクという考えの元だが、以下のデメリットも存在する。
1.その場に存在しない魔力に依存した魔術発動が困難(水中で炎魔術は使えない)
2.人体魔力と比べ自然魔力は魔力波長が雑多であり、制御が難しい(その制御技能がほぼイコールで魔術師の技量となる)
・以上の点からガイア視点からするとこの世界の魔術はコスパにおいて劣る。(そのコストを考えなくて良いという点があるのだが)
・ただし治癒魔術に関しては被験者の人体魔力を用いて使用する。いくら自然魔力が潤沢と言えども人体から見れば異物であるため、弱っている肉体への負担を軽減するためと思われる。そのため治癒魔術を受ける側にも魔力量に関する才覚が必要になり、低魔力者へ治癒魔術を施術する際は薬物による一時的な魔力増加を図るのが一般的。
・4大属性と呼ばれているが自然魔力は水地風に偏っており、炎はそれらを組み合わせて発生させるプロセスを間に挟まなければならないため扱いが難しい。半面、その火力は文字通りの物であるため魔術師の花形という扱いらしい。
一般例:地と水を混ぜて樹木を発生、ごく微量の炎属性と風を混ぜて雷を発生、さらに樹木と雷を合わせて炎を発現させ、さらに風で火力を増幅させる(死ぬほど面倒くせえ、人体魔力使えよ)
○魔導具(5024年7月24日追記)
・魔力制御が得意でない前衛職もしくは一般人が魔術を使用するためのツール。
・一部の戦闘補助に用いられる魔導具を除き、基本的に無資格で購入及び使用が可能。
・「魔石」と呼ばれる魔力含有量の大きい鉱物や宝石類を加工した物をエネルギー源とし、魔導具の基礎部分に術式を彫り込み、魔術を発動させる。一般家庭に普及している浄水装置、加熱保温調理器具、冷蔵保管庫等が該当。いわゆる電池であり、使用する魔導具によってそれぞれ含有する魔力属性が異なる。
・魔力がカラになった使用後の魔石は職人ギルドが下取り回収しており、新しい物を買い直すより安価。魔力切れの魔石はクズ魔石と呼ばれているが、職人ギルドの手により何らかの手法で再度魔力が充填されているらしい。(詳細不明)
・魔導具の作成及び修理には資格が必要であり、魔導具基礎の作成は職人ギルド(技師)、術式付与には魔術ギルドからの許可がいる(付与魔術師)。修理は職人ギルドが窓口に立つが、不具合箇所によってそれぞれのギルドが対応。双方の資格を持つ者は魔導具技師と呼ばれ重用される。
・前述のとおり自然魔力は同属性であっても魔力波長が雑多であるが、魔石に含有される魔力は波長が統一され安定する性質がある。(これはガイアと同様か)
・上記炎魔術の起動にはこの炎属性魔石を取り付けた魔導具が使用されていることが多い。
・なお、無資格での魔導具の密造及び改造は法令により禁止されている。
魔導具技師の資格取得を検討すること(7月31日追記)





