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こぼればなし  作者: やまやま
弐 最悪の黒
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最悪の黒-041

実験記録 0005(5024年6月20日追記)


被験体

・氏名:――

・種族:魔物(猪系種:地属性ブラウンボア)

・性別:――

・年齢:――

・実験直前の状態:突発魔群侵攻

・刺傷箇所:左頸部

・特記事項:

 魔物に対しての初実験記録(実験というか実戦)

無銘(ムメイ)】による魔力及び魂の吸収、封印術式はこの世界の魔物に対して相性が良すぎる。

 一頭分の魔力を吸収しただけで制御限界ギリギリまで刀身が肥大化し、分散させて上空から降らせるしか出来なかった。降り注いだ【無銘(ムメイ)】により突発魔群侵攻(スタンピード)は消し飛ばすことができたが、分散させたそれぞれの【無銘(ムメイ)】が魔物を封殺し肥大化。制御可能な魔力量を大幅に超過したため止むを得ず制御を解きオーバーヒートさせた。周辺被害を考慮し今後人里近くでの魔物に対して実験を行うことは固く自制する。


 そもそも魔物という存在が凝縮した魔力に手足が生えて這いずり回っているような存在であり、月波でいう人の意思のない野良妖怪に近い存在であるため、対照実験としてデータを取る程度ならばいいが無理をする必要もない。


 ただし威力としては申し分ないため被害を考慮しなくてもよい環境下であれば使用に制限はかけなくてよいものとする。


(追記)封じた直後の魂の状況は不明。魔力過多でそれどころじゃなかったというのもあるが、魂の観測のため近いうちに再実験したい。

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