地獄絵図
「それでは!!開始!!」
ルメリ先生の合図で
俺VS11人という、ありえない戦いが始まった。
「みんな!!囲め!!全員で攻撃すれば
こんな茶番、一瞬で終わる!!」
と相手の一人が、指示する。
11人が俺を囲むように走る。
そして11人が、円になるように囲む。
「粘着付与!!」
俺の靴に、粘着付与を掛けられて
足が動かなくなる。
「これで逃げれないぞ!!!
みんな!火付与だ!!」
全方向に火の玉が出来上がる。
およそ300個。
「風付与であいつにぶつけろ!!」
「「「「「「「「「「「風付与!!」」」」」」」」」」」
300の火の玉が俺を襲う。
「水付与。重力付与。」
水付与を重力付与で浮かせ、
想像して変形させる。
俺の周りに、大きな渦巻きを作る。
300の火の玉は、渦巻きで消される。
「くそが!!!」
11人の一人が叫ぶ。
「解除。」
渦巻きを解除する。周りに水が流れる。
「粘着付与。」
流れる水に、粘着付与を付与する。
周りに流れる水は、粘着液になった。
11人の足に粘着した。
「あ、足が動かない!!!」
「なんだこれ!!!」
11人が足を動かそうと、もがく。
俺は、靴を脱いで
重力付与で空に浮く。
足が動かせない11人の所に向かう。
顔を殴る、蹴る、木剣で叩く行為を繰り返した。
「ぎゃ!!」「ぐえっ!!!」「がっ!!!」
全員が背中や前方向に靴が脱げながら倒れる。
床面に全員が張り付く。
最後の一人に剣を向ける。
「みんなみたいに床に張り付くか?」
「・・・・いえ、降参じまず。許じでくだざい」
と最後の一人は泣きながら降参した。
「しょ、勝者マルクスくん。」
先生が終了の合図をする。
若干、顔が引き攣っている。
目の前には、11人が、
床に張り付く地獄絵図が広がっているから
仕方ないだろう。
「やったね!マルクス!!」
アリーがはしゃぐ。
「こんな勝利の仕方があるとはね。」
フィルの顔が引き攣る。
「これは・・・すごい光景ですわね。」
リディも言葉が出ない様子だ。
「なんて、アメイジングな勝利なんだ。
素晴らしい。」 と手を広げながら言うカシル。
その後は、先生と俺と
戦いに参加しなかった8名で、
床に張り付いた生徒を剥がす
作業が始まった。
「イテテテ!!!もっと優しく剥がしてくれ!!」
「ぎゃぁぁぁ!お尻が更に割れる!!」
床面に張り付いた生徒が痛そうに叫ぶ。
「マルクスくん。」
「はい、なんでしょう。」
ルメリ先生に呼ばれて返事をする。
「見事な勝利でした。」
と褒められる。
「ありがとうございます。」
と返事をする。
「ですが、今後は粘着付与を戦闘で
使わないようにしてください。
本当にお願いします。」
「・・・・・はい。」
こうして、俺VS11人の戦いが幕を閉じた。
読んでくださってありがとうございます!




