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付与術の種類

ルメリ先生が、教室に帰ってきた。

「ごめん!お待たせ!早速、授業を再開しますね!」

と授業を始めようとする。


「・・・・先生、あの人たちはほっといて

いいんですか?」

クラスメイトが、外で倒れている500名の

大人達に指を差す。


「いいです、起きたら帰っていくでしょう。

また文句を言いにきたら、返り討ちにしますから」

小動物みたいに小さくて可愛らしいのに

さらっと、怖いことを言う先生。


「先生!あの付与術は、何ですか??」

アリーが先生に聞く。


「あれは、音付与と衝撃付与です。

また、今度教えますからね。」

と返事をする。


「わかりました!それにしても

先生かっこよかったです!!」

ニコッと笑うアリー。


「先生かっこいい!!!」

「可愛くて強い!!」 

「先生みたいになりたい!」

クラスが先生に対する称賛の声で

いっぱいになった。


「・・・・は、はい、ありがとうございます。

それでは授業を再開します。」

と顔を赤らめる。


さっき500人の大人に対して

勇ましい姿を見せた先生は、

恥ずかしいのか、いつもより小さく見えた。


それから授業が始まった。

内容は、付与術のの種類だ。


「みなさん、付与術の種類は、大きく分けて3つある

ことはご存知ですか?」

みんなに質問するルメリ先生。

みんな黙っている。


「知らないようですので説明しますね。


一つ目は、永続付与術。

氷、水、粘着付与

衝撃付与術など物体を作り出す付与術。

または、物体に永続に付与できる付与術です。


2つ目は、半永続的付与術

火や風、重力付与など、魔力を出し続けることで

永続する付与術です。


3つ目は、瞬間効果付与術

創造、衝撃付与などの付与術をかけて

効果を発揮した後に、なくなる付与術です。」


これで何を言いたいかと言うと、


例えば、水球飛ばしの時に、

水を空気中に作り出し。

創造付与で形を作り。

風付与で飛ばすの3つのステップを行います。

種類に分けると永続、瞬間効果、半永続ですね。


熟練した付与術師は、

創造付与のステップなしで

水球を作り、風を付与して

水球を飛ばすことができるのです。

つまりは、瞬間効果のステップを飛ばすことが

できます。


では、その方法は、何でしょうか?

答えが分かる人!挙手してください!」

と先生も手を上げながら、クラス全体を見る。


クラスメイトの一人が手を上げる。


「はい、水付与で水を作りながら

球形の形を作ることです。」

と答えた。


「正解です。付与術は、体験したことを

想像して、魔力で作り出す物です。

つまりは、頭で想像した形を創造すれば

水の球形を作ることができます。

これを略式付与術発動といいます。

この方法が使えれば、

付与術の使い方の幅を広げることができます。」

と説明する。


「しかし、この略式付与術発動は、

デメリットがあります。

それは、何だと思いますか?

分かる人は、手を上げてください。」


なんとなくわかる気がするので

手を上げてみることにする。


「はい、恐らく付与術の効果が小さくなります。」

と答えた。


「正解です。水付与は、水を作り出すだけです。

創造付与は、想像した通りに形にするものです。

それを同時に行うことは、かなりの想像力が

必要になります。そして、脳が疲れて

半減することになります。」

確かに、一個一個の付与術で考えていたことを

一緒に考えるのは難しいだろう。


フィルが手を上げる。

「でもマルクスくんは試験の時に

水を球形にするだけでなく、

回転までさせていました。

そして、合格のラインを余裕で越える

結果を出しています。

これは、なぜでしょうか??」

と疑問に思うフィル。


「マルクスくん。あなたは

普段、学校以外で何をしていますか?」

ルメリ先生に質問される。


「えっと。ぼーっとしています。

空を見て、雲の形を見ながら

あの動物に似ているなとか

食べ物に似ているなとかを

想像してます。」と答える。

我ながらかなり恥ずかしい。

暇人にも程がある。


「普段から雲を見て想像しながら

ぼーっとする。マルクスくんは、

かなりの想像力を持っていると

思われます。」

とルメリ先生が答える。

そしてチャイムが鳴響く。


「もう、こんな時間ですか、

次の授業は実技ですので

略式付与術発動の練習をします。

実際にマルクスくんが

どんな風に付与術を使うのか

見させてもらいましょう。」

と一旦授業が終わり、休憩に入った。



読んでくださってありがとうございます。

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