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出欠確認

俺とカシルは、

アリーとフィルとリディが待っている

食堂に戻った。


「すまん、待たせた。早くご飯を食べよう。」

3人にそう言って、

一緒にご飯を乗せるトレイを取りにいく。


「ねぇ、何をしてたの?」

アリーが、聞いてくる。


「ん?あぁ、トイレだよ。」

「ふ〜ん、そうなんだ。カシルくんも?」

「そうだよ。マルクスくんは、寂しがり屋だからね。ついていってあげたのさ。」

めちゃくちゃなこと言ってるわ。

なんかムカついてきた。


だが、ここでカシルの秘密をバラすわけには

いかない。恐らく発狂することになる。

カシルを、落ち着かせるのはめんどくさい。


「明日って、何をするんだっけ?」 

はぐらかすために、フィルに話しかける。


「明日は、自己紹介と付与術の

勉強と実技だね。」

フィルが答える。


「そうか、自己紹介まだやってないもんね!

明日はみんなの話を聞けるのか!楽しみだな〜。」

アリーが、頭を揺らしながら笑っている。


「自己紹介は、私とお兄様は必要あるかしら?」 

二人とも王子で王女だしな。

貴族の社会では、知らない人はいないだろう。


「まぁ、知らない人もいるかもしれないしさ。

マルクスくんとアリーさんみたいに。」

フィルがフォローを入れる。

あと、知らなくてごめんなさい。


「ふん!まぁ仕方ないですの。再度挨拶を

させていただきますわ。」

フィルの言葉にリディは納得した。


その後は、5人で夕食を食べた後

自室に戻った。


支給された体操服を持って風呂場に

行くことにした。


体操服の冬用は、上着もズボンも

全部白のジャージだ。胸部分には

ドルバールの校章が入っている。


夏用の体操服も、白Tシャツに黒い短パンで

ドルバールの校章が胸部分入っている

シンプルなものだった。


まだ肌寒いので、冬用の上着のジャージと

夏用の白Tシャツと黒い短パンを持って、

風呂場に行く。

風呂場は大浴場で、ライオンの像の口から

お湯が出ていた。石けんもついているので

しっかりと体を洗える。


風呂に入った後は、明日の準備をして

寝ることにした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

次の日の朝。


「ふぁ~。朝か、学校に行くとしますか。」

俺は、制服に着替えて革のカバンを持ち。


食堂に向かった。

食堂には、誰もいない。

とりあえずトレイにパンとハムエッグと

サラダを乗せて、ご飯を食べる。


静かな朝だ。こういう雰囲気は、

心地がいい。


少ない量なので、すぐに食べてしまった。

まだ誰も来ない。

確かに授業は、9時からだしな。

今から起きるぐらいだろう。


寮から外に出ると、まだ登校していなかった。

このでかい学校を独り占めにした様な

気分で少し気持ちいい。 


校舎に入り、自分の靴箱に靴を入れて 

1年A組の教室に向かう。 

もちろん、誰もいない。


自分の席に座って、のんびりする。


久々にのんびりできて嬉しい。


それから数十分後には、

1人目のクラスメイトが登校してきた。

「おはよう。」と挨拶する。

クラスメイトもおはようと返してくれる。

挨拶をするのは、いい気持ちだ。


2人目のクラスメイトが教室に入ってきた。

銀髪で腰まで伸びたロングヘアーだ。

女の子で切れ長の目をしている。

紫の瞳が印象的だ。12歳なのに

美人という言葉が似合っている。

身長も150cmくらいだろう。


「おはよう。」と挨拶をすると、

「・・・・・・チッ」

と舌打ちされて睨まれた。

(え?俺なんかしたっけ??)


舌打ちした女の子は、窓側の一番後ろに座って

足を組んで、頬杖をついて窓を見る。


(俺?なんかしたっけ??

え??なんかしたっけ?)

俺は、舌打ちをされた理由を考え続けた。


「おはよう、マルクスくん。」

「おはようですわ。」

フィルとリディが登校してきた。


「お、おはよう。」と挨拶する。


「早いね。何時からいたんだい?」

フィルに質問をされる。 


「えっと、7時30くらいかな。」

「随分と早く来られたのね。」

「まぁ、朝早くに起きるの好きなんだよ。

のんびりできるから。」と

フィルとリディと他愛もない話をして、

授業が始まる9時まで過ごした。


9時になり、ルメリ先生がやってきた。 

「おはようございます!みなさん!

今日から、早速授業を始めますので

気を引き締めて頑張りましょう!」

ときっちり挨拶する、ルメリ先生。


「それでは、出欠を取ります。

アリーエンゲルさん!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「・・・アリーさん?」

ルメリ先生が周りを見る。

アリーの返事がない。

ていうか朝から、あの元気なアリーを見ていない。


ダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダなんか廊下から音がする。


教室のドアが開く。

「はぁっ。はあっ。ごめんなさい。

寝坊しました!!!!!」

アリーが入ってきた。そういやアリーて

自分では滅多に起きなかったな。

修行の頃を思い出す。


「アリーさん、初日だから多めに見ますが

今度したら、反省文を書かせますからね。」 


「はい、すみません〜。」と

しょんぼりするアリー。

アリーは、これから大変だな。


「出欠の続きを取ります。カシル=ナスタチカくん」


・・・・・・・・・・・

「・・・カシルくん??」

まさかだが、本日2人目の遅刻者が出た。


ドアが開く。

「おはようございます。ルメリ先生」

と優雅に挨拶するカシル。


「どうしたの?カシルくん。何か

あったのかしら?」

遅刻の理由を聞く。


「はい。麗しき、ルメリ先生に似合うを花を

探していたら遅れてしまいました。

大変申し訳ございません。お詫びにどうぞ。」

と膝をついて、4本くらいの花の束を

ルメリ先生に渡す。


「・・・今度、遅刻したら承知しませんからね。」

と顔を赤らめて言う先生。

男子生徒のほとんどが顔が少し赤い。

(みんな可愛いと思ってそう。)


それからは、滞りなく出欠を取ることができた。 







読んでくださってありがとうございます!

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