訓練の成果
16話目です。
感想等をお待ちしてます!
修行を始めた日から
4年半が経った。
ドルバール付与術学園の受験まで
あと、半年まで迫った。
俺とアリーは12歳になり、
かなり背が伸びた。
俺は、160cm、アリーは145cm
くらいだろうか。
俺は、見た目が少しだけ大人びた。
だが、あまり変わっておらず
黒髪の癖っ毛で目はタレ目で、
ぼんやりした雰囲気のままだ。
アリーは、赤い髪の毛でボサボサの髪の
野性的なショートヘアーじゃ無くなった。
ロングヘアーになった。
より女性らしくなり。
周りから見ても美少女と言えるだろう。
体つきも訓練してるからか、スレンダーだし、
少しだけ胸の膨らみが成長している。
笑顔を見せるときに見える八重歯は、
野生さを感じず、チャームポイントに
なっている。
約4年間でここまで女の子が
変わると思うと、何故だか感慨深い。
だが、見た目だけでなく。
付与術の能力も変わった。
俺達は4年前に比べて、かなり
強くなったと思う。
4年間でたくさんの付与術を覚えた。
重力付与・・・バンジージャンプみたいに高いところから何十回も落ちることで、覚えれる。早く覚えないと何回も失神する。 重力の方向を操れる。操る物の重さで、魔力消費が大きくなる。
水流付与・・・川に4時間くらい、いることで覚えれる。 早く覚えないと体が冷えて、風を引く。
魔力量によって、水流の速さが変わる。
速さは調整可能。
氷付与・・氷の性質を知り、氷を長時間
触ることで、覚えれる。早く覚えないと
手の感覚がなくなるかもしれない。
空気中の氷を凍らせることが可能。
人体の水分は、凍らせることが
不可能。 魔獣もらしい。
人や魔獣自体に魔力があるため、
俺たちの魔力は貫通できないらしい。
付与されたものは人体に影響を及ぼせるが
付与される前の魔力は、体を通さない仕組みらしい。
だから、人体に付与するときに
自分の魔力に、相手の付与術を
許可するようにするのは
こういうことらしい。
接着付与・・・物を接着する付与術。米を
ぐちゃぐちゃに潰したものに、手を突っ込んで
揉んだり、こねたりすることで覚える。
手を洗うのが面倒くさい。
魔力量により、接着する強さが変わる。
衝撃付与・・・物に衝撃を与える付与。
戦闘時や物を壊すときに便利。
盾を持って、何回も攻撃を受けると
覚えれる。早く覚えないと、
衝撃で気持ち悪くなる。
魔力量の強さで衝撃の強さを調整可能。
振動付与・・・衝撃付与のついでに
覚えた。アリーは習得済みで、
父にかなり揺さぶられて、覚えたらしい。
いろいろな覚え方が
あるんだなっと思った。
主に心肺蘇生付与術で心臓とかに使うらしい。
意識不明や心肺停止のときには体中の
魔力が停止するので魔力が体の中を通るらしい。
睡眠付与・・・これもアリーは、既に習得済み
3日間、寢らずにいたら覚えれた。
アリーが覚えた方法は、恥ずかしくて
教えれないらしい。
なんで恥ずかしいのだろうか?
主に仲間同士で休息する時に使うらしい。
仲間同士なら相手の魔力を許可するように
自分の魔力を操作しても構わないからだ。
ちなみにこの付与術は、
物には使用できない。
理由はわからないけど
眠る行為は、人や動物しかできないからだと
考えられている。
つまり、物にできないことは
付与できないらしい。
例えば、水に火を付与はできないとかの
細かいルールがある。
付与術って不思議だ。
結構な量の付与術を覚えたが、
これよりも基礎体力向上訓練が
大変だった。
4年間、毎日1時間から2時間のマラソン。
剣の素振りだ。剣は木剣を使用している。
昼食後は、風付与を魔力が底尽きるまで
使用して、魔力を限界まで減らす訓練。
魔力量を底上げする訓練だそうだ。
夜ご飯後は、付与術の勉強だ。
この生活が約二年。
その後は、朝はランニングと
筋トレに、剣術と体術の訓練
昼から風付与を使用続ける
魔力量の底上げ訓練だ。
魔力が無くなったら、ポーションを飲んで
また、風付与をし続けた。
ポーションは森の薬草と砂糖でできるので
ポーションを飲んでも飲んでも
師匠が作るので、減らなかった。
魔力量の底上げ訓練で
風付与がポーション無しで夕方まで
終わらなくなったところで、
魔力量の底上げ訓練を一旦やめて
新しい付与術を覚える訓練をした。
夜ご飯後の付与術の勉強もかかさずだ。
この生活を約1年。
体力、筋力、付与術の知識、魔力量が向上して
剣術も覚えたので、
朝からのマラソン後は、
付与術の練度を上げる訓練と
アリーや師匠と木剣の手合わせをすることが
増えた。
木剣の手合わせが戦闘と
言えるレベルになるのに半年かかった。
重力付与の訓練はかなり難しく。
空を自由に飛べるようになるのに
プラスで半年はかかった。
それからは、マラソン後は
実戦訓練をした。
付与術を交えた、木剣での手合わせだ。
付与術を使う。 剣を振る。
両方をしなければならないので
難しいが、徐々に慣れていった。
そして、実戦のレベルまでになった。
残りの時間は、付与術の練度を
上げる訓練をした。
ここまでに半年かかった。
これが、4年半の訓練の成果だ。
かなり長くなった気がします。
読みにくかったらすみません。