プロローグ
初投稿作品です!読んでもらえると嬉しいです!
俺はマルクス=ルーデル
黒髪のくせ毛に
タレ目で、傍から見ると
ぼんやりした印象だ。
俺は、ジョイア王国の端っこにある。
レグノ村に住んでいる。
俺は、前世の記憶を持ちながら転生した。
転生する前は、
平凡な人生、何も考えずに決めた進路先、
何も考えずに決めた職場、安い月給、
それなりの一人暮らし、
全て平凡で、つまらなくて、
なんで生きてるんだろうて思ってた。
そして、トラックに轢かれて死んだ。
そしたら
いつの間にか
周りが真っ黒の景色の中に、
ぽつんと立っていた。
「ここ、どこだ?死後の世界ってやつか?」
周りを見渡してみた。
物さえもなく、物音さえもしない。
「よう。小僧」と声がした。
いきなり目の前に、おじいさんが現れた。
長い髭を蓄えて、白い装束を身に纏った
おじいさんだ。
「小僧、お前は死んだのじゃ」
と言ってきた。
「小僧や、名はなんというのかな?」
名前を聞いてきた。
「宮原 正人です。」(みやはら まさと)
「ほうほう。儂の名は、転生神ヴァスラと言う。
よろしくじゃ。
なら宮原くんと呼ぼうかな。
では宮原くん、君は死ぬには早すぎるのじゃ。」
「へ??死ぬの早い?なんでですか??」
ヴァスラに質問する。
「いやー死ぬのは、君は95歳のはずなんじゃ。でも
何故かわからんが、トラックに轢かれて死んだのじゃ。
こちらとしても異常事態で。何故死んだのか・・・」
ヴァスラは困った顔をしていたので、
異常事態ということは伝わった。
「だからの〜、君は、寿命より早く死んで可哀想だなと思ってな、きな世界に転生させようと思って、君をここにしたので呼んだのじゃ。」とヴァスラが言ってきた。
「はぁ、好きな世界にですか。」
「そうじゃよ?普通は死んだら行きたい世界なんて
選べないから、君は特別じゃ!
ほれ!行きたい世界を言ってみなさい。
美女だらけの世界や、剣と魔法の世界、
美味しいものしか無い世界とか、たくさんあって
選り取り見取りじゃ!
ついでに特別な能力もつけて、イケメンに生まれてくることもできるぞ!」とすごく魅力的な
世界がたくさんあり、ついでにすごい特典まで
掲示してきた。
「そうですか。そんなにいろいろあるんですね。」
「そうじゃ!ほれ!どんな世界がいい?
好きな世界に転生させるぞ!」
やる気満々なヴァスラ。
「うーん。だったらどこでもいいです。
特別な能力もイケメンに生まれるのもいらないです。」
「・・・・は????」
自分の返答に驚いたみたいだ。
その証拠に目は丸くなり、口はぽかんと
開けている。
「なぜじゃ??なんか不満があるのか?」
ヴァスラが質問する。
「うーん。どうでもいいからです。
どこにでも転生してください。」
と答えた。考えるのもめんどくさい。
「....お前さんみたいなやつは初めてじゃ!!
一度も見たことない!!」
俺の返答に理解ができないと驚いている。
ヴァスラが「うーん」と首を傾げて少し考える。
「そうかそうか。どの世界でもいいんじゃな?
ならこの世界はどうじゃ?」 と
ヴァスラが手をかざしたら、
目の前に地球みたいな
丸くて直径2mくらいの球体を出した。
「この世界は??」
ヴァスラに質問する。
「付与術師しかいない世界じゃ」
「付与術師しかいない世界?」
普通のファンタジーとかなら
剣士、魔法使い、モンクとか役職が
たくさんあるはず。なのにこの世界は
付与術師しかいないという。
「はぁ、付与術師しかいない世界??
なんで付与術師しかいないんですか?」
「それは知らん!そういう世界なのじゃ。」
ヴァスラも知らないらしい。
「この世界の付与術は、体験したことを
想像して、魔力を使用し付与術になる。
例えば木の棒に火をつけたかったら、
火をイメージして付与すればいい。
洗濯をしたかったらイメージをして
衣類に付与すればいい。体験と想像次第でなんでも
付与できる世界じゃ。」
「はぁ、また面白い世界ですね、
ならこの世界で
よろしくお願いします。」と
この世界に転生することにした。
「よし、ならば転生してやろう!
特別な能力とか、イケメンに生まれるのもつけれるが本当にいらないのか?」と
最後の確認をしてきた。
「はい。いらないです。どうでもいいので」と
答えた。
「ならば、次の世界はここじゃ!
くれぐれも次の世界では早く死ぬなよ~。」
その言葉が聞こえた瞬間。
白く光るトンネルに吸い込まれた。
こうして俺は宮原 正人から
マルクス=ルーデルとして
この付与術師だらけの世界に
転生することになった。
読んでくださった方ありがとうございます。
続きがいつ出るかわかりませんが
できれば2週間に一回くらい
投稿したいと思います。
どこまで続ける話かわかりませんが
よろしくお願い致します。