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077 帰り道は平穏だった

 王様から俺のアダマンダガーとシュルをもらった。

 その後は盛大な宴で俺とポチを楽しませてくれた。


 これでもうここでやり残したことは無い。

 なので俺達は帰ることにした。


 リザードマン達にバイバイと手を振りながら集落を出発する。


 湖を出たところでシュルにもインビジブルブレスレットを作ってあげた。

 シュルは俺やポチとお揃いの腕輪だと喜んでいた。

 いや、デザインが一緒なのは1つ1つ変えるのが面倒だっただけなんだけど。

 ……まあ、訂正する必要はないか。


 ――ガッシャガッシャ。


 しばらく歩くと巨大な川にたどり着いた。

 前に来た時は荒れ狂っていたが、今は穏やかに流れている。

 きっとリーシャが川を鎮めてくれたんだろう。

 流石、川の巫女だ。


 ――トントン、カンカン。


 お、人間が橋を修理してるな。

 死の風が吹き飛ばした橋はだいぶ復旧作業が進んでいる。

 だがまだ渡れる状態ではない。


「どうする? またアラール山脈まで行くか?」


「いや、ワイバーンに遭遇したらヤバいから山に行くのは無しで」


 幸いなことに川の流れは緩やかだ。

 川に飛び込んで渡ることもできるだろう。


 ということで俺達は川を横断することにした。

 人間の目があるけど俺達にはインビジブルブレスレットがあるので問題なし。


 ――バシャバシャ。


 ポチとシュルが泳ぐのを見ながら俺はクロサクラを歩かせる。

 川に流されることもなく俺達は対岸に渡ることができた。


 そこから先は特に問題もなく、俺達は懐かしの住処にたどり着いた。

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