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028 料理の準備をしてみた

 ドラゴンが去ったのは夜明け頃だった。

 クソトカゲめ……いつまでも頭の上をぐるぐる飛ぶんじゃない。

 怖くていつもの半分くらいしか眠れなかったわ。

 ずっと起きてたからお腹もペコペコだよ。

 早く食事をしないと餓死してしまう。

 というわけで、レッツクッキング。


 今日は【調合】で作れるグリーンサラダじゃなくて別の料理に挑戦だ。

 きっと料理をすればスキルも手に入るし一石二鳥だな。

 しかし、何をすれば料理をしたってことになるの?

 うーん……やっぱり火で調理しないとダメかな。

 火を使わない料理もあるけどそれじゃスキルは手に入らない気がする。

 ここは自分の直感を信じて火を使うぞ。


 昔の俺は非力で火起こしなんてできなかった。

 まあ、今の俺も非力なんですけどね。

 だけど今の俺にはクロサクラがある。

 疲れ知らずのロボットがいれば火起こしなんて楽勝ですよ。


 というわけでクロサクラ用の火起こし棒を用意しよう。

 まずはその辺の細長い木をアダマンダガーで切る。

 そして切った木の先端を細くして枝を切り落とす。

 これで火起こし棒の完成だ。


 あとは火起こし棒を擦り付ける板を用意するだけ。

 木の板はアダマンダガーで切り倒した木を切って整形した物を使う。


 【加工】のスキルが発動したのかそれっぽい火起こし器が出来上がった。


 さてと、さっそく火を起こしてみよう。

 燃えやすいように枯草を火起こし棒の先端に置いて準備完了。


 よし、じゃあ始めるぞ。

 クロサクラの腕力見せてやんよ!


 ――グルグルグル!


 おー木の棒がものすごく回ってる。

 あっという間に煙が立ち昇って……着火。

 俺の記憶では種火をふーふーしてたんだがな……。

 その必要すらないとは助かるわ。


 火を用意しておいた枯れ枝に移すと勢いよく燃え始めた。

 これで火の用意はOKだな。


 あとは調理器具か。

 これは金属で作ろう。

 今の俺ならちょっと穴を掘れば鉄鉱石くらいすぐ手に入るからな。

 ちなみに欲しい調理器具はフライパンである。

 持ってきた金剛草トンカチで鉄鉱石を叩いて鉄を作り、形を整えていく。


 ――カンカン。


 できたのは普通のフライパン……ではない。

 【加工の極意】を持っている以上、普通の物ができるはずがないのだ。




 【フライパン+30】

 攻撃力 +5(+30)

 料理をする際に使われる一般的な道具。

 このフライパンは補正により能力値が上昇する。




 無駄に強いフライパンができちゃった。

 っていうかフライパンって武器扱いなんだな。

 これを武器として使う奴いるの?

 主婦が泥棒を追い払う時に使うとか?

 ……まあ、俺がフライパンを武器に使うことはないだろうし別にいいか。


「火を起こして何をしているんだ?」


 いつの間にかポチが俺の傍に寄っていた。


「今から料理をするんだ。ポチにも美味しい物を食べさせてやるぞ」


「料理か……それなら俺は肉が食いたい。狩ってくるから少し待っていろ」


 そう言うとポチは茂みの向こうに消えていった。


 肉か……いいじゃないか。

 ずっと葉っぱしか食べてないから肉に飢えてたんだ。


 よし、ポチが戻ってくるまで火の番でもして待っていようっと。

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