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022 地の底で眠る機械の巨人

 数日かけて住処の修復を終えた。

 天井の大穴もウルフのせいで広がってしまった入口の穴も元通り修復された。

 これで俺のプライバシーも保護される。


 で、今はわざわざ作った金剛草スコップでひたすら穴掘りをしている。

 なぜかというとブルーウルフのわがままのせいだ。

 あいつめ……鉄製品じゃ嫌だとか贅沢言いやがって。

 贅沢は敵っていう言葉を知らないのかよ。

 ……まあ、魔物だし知らんよな。



『【採掘の極意】を獲得しました』



 穴を掘っているとスキルを手に入れた。

 ふう、休憩ついでにステータスの確認をするか。




 レッサーバンパイア LV10(MAX)

 名前   無し

 状態   健康

 HP  50/50

 MP  15/15


 ステータス

 攻撃力    10

 防御力    10(+14)

 魔法攻撃力  10

 魔法防御力  10

 素早さ    10


 スキル

 【観察LV4】【暗視LV13】【隠密LV7】

 【毒耐性LV7】【恐怖耐性LV3】【採掘LV20】

 【器用LV10】【調合LV25】【加工LV10】

 【細工LV10】【念話LV2】


 特殊スキル

 【調合の極意LV2】【加工の極意LV1】【細工の極意LV1】

 【採掘の極意LV1】




 めっちゃ【採掘】のレベル上がったな。

 まあ、それもそうか。

 ずっと穴を掘り続けてるもんな。


 さて、穴掘りの成果はどうなってるかな?

 アロアジョウ草を編んで作った籠の中身を見てみる。




 【鉄鉱石】

 エリスティル全域でよく見つかる鉱石。

 鉄の成分を多量に含んでおり、様々な道具の素材として使用される。




 【ミスリル鉱石】

 エリスティルの特定の地域で見つかる鉱石。

 ミスリルの成分を多量に含んでいる。

 軽くて丈夫なため、武具の素材として使われることが多い。

 産出する場所が限られているため、高値で取引される。




 【オリハルコン鉱石】

 エリスティルのどこかに存在する希少な鉱石。

 オリハルコンの成分を多量に含んでいる。

 入手は困難なため、法外な値段で取引されることもある。




 鉄鉱石は50個以上、ミスリル鉱石は5個、オリハルコン鉱石は1個。


 有るとは思ってたけどやっぱりあったミスリルとオリハルコン。

 たぶんアダマンタイトとかもあるんだろうな。


 まあ、これでブルーウルフ用の道具は作れるな。

 ミスリルで作ればあいつも納得するだろう。


 さて、せっかく【採掘の極意】があるんだ。

 もう少しだけ掘ってみようかな。



『【採掘の極意】を使用しますか?』



 天の声が確認してきた。

 当然YESでお願いしますよ。


 さてと、じゃあスキルの効果がどんなものか確かめてみますか。


 ――ガリガリガリ。


 おー面白いくらい鉱石が手に入るな。

 しかも希少なオリハルコンとかアダマンタイト(やっぱりあった)ばっかり。

 これなら最強の武具作りたい放題だな。

 俺は貧弱な吸血鬼の女の子だから装備できるか不安だけど。


 それと【採掘の極意】を使い始めたら鉱石以外の物も手に入るようになった。

 なんか高価そうな壺とか、金貨の入った箱とか、宝石とか。


 【採掘の極意】は埋まっている貴重な物をランダムに掘り出すスキルなのか?


 だとしたらすごいスキルだな。

 掘ってるだけで大金持ち待った無しだ。


 あーもったいないなぁ……。

 俺が人間だったら素直に喜ぶところなんだが。

 この世界の吸血鬼には人権があるんだろうか?

 ……まあ、無いだろうな。


 ――ガリガリ、ガツン!


 あれ?

 何か今までと違う手応え。

 今度は何を掘り当てたんだ?


 ――ガリガリガリ。


 これは……鎧?

 それにしてはでかいなぁ……。

 ゴツイというかマッシブな見た目に黒いマントを羽織ってる。

 巨人用の鎧なのかな?


 【観察】で調べてみましょうっと。




 【機械巨人(有人仕様)】

 かつて存在したジール魔法王国が生み出した人造の巨人。

 強力無比な人造の巨人は無人機と有人機の2種類が存在した。

 この機械巨人は鉄で作られており、最低ランクとなっている。

 今ではその存在を知る者はほとんどいない。




 ……これは、ロボットじゃね?

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