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021 ボロボロになった俺の住処

 あっという間に俺は住処へ戻ってきた。

 ブルーウルフの本気走り半端ないわ。

 乗り心地は最悪だったけどな。


「着いたぞ。さあ、早く俺に道具を作ってくれ」


「そう焦るな。道具の作成には時間が必要なんだ」


「どのくらいで完成するんだ?」


「そうだなぁ……最高の物を作るんだからそれなりに時間はかかるな」


「そうか。なら完成するまで待とう」


 え、こいつ俺の嘘信じて本当に待つ気なの?

 どんだけ暇なんだよ。


「俺はしばらくの間ここに住む。時々、進捗状況を教えてくれ」


「……ああ、分かった。でも、ここに住むなら1つ条件がある」


「条件?」


「俺の住処には入ってくるな。作業に集中できないからな」


 俺はそう言うと穴の中に入った。

 狭苦しい穴だった入口と通路はウルフ達のせいで大きく広がっている。

 また穴を狭くするために土で埋めないといけないな。


 十畳の部屋は天井に大穴が開いていること以外は問題ない。

 あ、ブルーウルフが殺したウルフの死体も片付けないと……。


 一応、奥の部屋も確認しておく。

 何かが入り込んでる可能性はあるしな。


 ……うん、何もいないな。

 よし、俺が留守の間に侵入者は来ていないようだ。


 さて、何から始めようかな……。


「少女よ。ちょっといいか」


 天井の穴からブルーウルフが顔を見せた。


「お前の巣の周りに転がっている死体を片付けたい。お前も手伝え」


「……それは今すぐやらないとダメか?」


「早く片付けないと死臭に釣られて魔物が集まってくるぞ」


「ふう……分かった。一緒に死体を片付けよう」


 か弱い女の子の体に鞭打ってウルフの死体を片付け始める。

 あー早く休みたい……。

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