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017 徹夜明けの襲撃はよせ

 せっせと土をかき集めて、広がってしまった入口を修復する。

 しかし、これは思ったより時間がかかりそうだ。


 ウルフは体長2mくらいある大きな魔物だ。

 そんなウルフが楽々と入れるくらい入口は広がっている。

 なのでいくら土をかき集めてもなかなか穴が塞がらない。


 嫌気が差すがやらないと自分の命にかかわることなので頑張る。


 だが、徹夜の後に重労働をしたせいで俺は疲れていた。

 それが仇となってしまう。


 突然、背後から何かに襲われ、右腕に噛みつかれたような痛み。


 振り向くとウルフが俺の腕を食いちぎろうとしている。

 疲れていたせいでウルフが忍び寄っていることに気付かなかったのだ。


 くそ、この野郎!

 痛いじゃねえか!


 俺は咄嗟にウルフの目を左腕で殴った。

 ウルフは怯み、口を俺の腕から放した。

 その隙に俺は穴の中に入る。


 住処に戻ると俺はすぐに右腕を確認した。

 右腕の傷は深く、血がドクドクと流れ出している。


 このままではHPが減り続けてしまう。

 なので作り置きしておいた回復薬を傷口にかけた。

 これでとりあえず応急処置は完了だ。


 地上ではウルフがワンワン吠えている。

 ウルフがまた穴掘りを始める前に迎撃準備を整えないと。


 そうは言ってもやることは先程と同じだ。

 まずアロアポイズ草から猛毒薬を作って槍の刃に塗り付けておく。

 そして、念のために回復薬をいくつか調合する。

 これで戦う準備はOKだ。


 俺が槍を構えたところでちょうどウルフが穴の中に入ってきた。

 ウルフをこれ以上侵入させるわけにはいかないので槍で攻撃する。


 ここからはウルフ達が全滅するまでひたすら槍で突く作業だ。


 俺の体力が持つのか不安だが、今はやるしかない。

 ウルフ達の波状攻撃がすぐに終わることを祈ろう。

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