紅葉
11月と言えば紅葉狩りです。 それに合わせてモミジをテーマに書きました。
紅葉(改稿版)
夏のある日に母と子が道を歩いていたときのことだった。
「ねえ、お母さん」
「なあに?健斗くん」
「紅葉が赤くなるのは何でなの? 今はこんなに青いのに?」
と健斗くんはお母さんに夏の青々としたモミジを指して言った。
お母さんは突然包丁で健斗くんを薙ぎ払い鮮血が舞いモミジが赤く染まったのだった……。
「それはね、 お前の血で赤く染まるのだよ」
沈黙した息子を見下ろしながらお母さんは言った……。
※ 作者忘れな草は100字未満の小説の執筆に挑戦したのですが、
このサイトでは200字以上でないと投稿できなかったので改稿しました。
一応86字で書いたのですが…。
モミジが赤いのは光合成でアントシアニンという赤い色素を合成するからです。
赤になる正確な理由は不明ですが、有毒な毒素の生成を阻止して身を守るためとされています。