《地平線》
《ANFA》
目的:未知と戦い、智恵を啓く。
異常存在を確保し、研究。一般社会に影響を及ぼしすぎないよう管理する組織。
多くの役割をひとつの組織内で行うため警戒されているものの、妙に大人しいので目的がわからず、カルト教団扱いされることも。
《サハギン》
目的:富めるものも貧しいものも区別なく、エキサイティングな交渉を!
独自の流通ルートをもつ犯罪組織。
闇市の開催、麻薬の販売、そしてバロックランドからの発掘品に、由来の怪しい品々までなんでも扱う。
バロックランドとは、陸と水場の境界線、神事の場など、『現実と《無意識の海》のさかいめが曖昧な場所』から繋がることのある異空間。
これは「ここは間違いなく現実」という人々の無意識の強制によって、地表に縫い付けられた『現実というテクスチャー』が弱いために起こる。
バロックランド内は、バラール国とは切り離されてしまった海の向こう側にあるはずの国々が、ジグゾーパズルのようにぐちゃぐちゃにちぎれ、そして歪に組み合わさっている。
異形の怪物達が生息しており、また、バラール国に自生していない様々な動植物も採取できることがある。
ANFAの探索チーム、教会や議会から命令を受けた者が、文明を栄えさせるため、あるいは利益のために日々探検している。
その利益を狙う者達も多く、最たるものがサハギンである。
神秘が隠蔽された理由のひとつにも、バロックランドは関係している。
国民全員が馬鹿ではないが、国民のなかに馬鹿はいる。
もしバロックランドの存在が知れ渡れば、忠告を無視して入ろうとするものが必ずいる。
きちんとした注意もはらわない侵入者が、バロックランドから未知の外来生物や感染症を持ち帰れば、国が壊れかけないほどの脅威となる。
ゆえに、バロックランドへの侵入者は、探検知識を有していると証明できる組織所属者でなかった場合、即時殺害の許可すら出されている。
サハギンは商売のためにバロックランドに侵入し、密漁や発掘作業を行い、裏組織に売り渡し、闇市場で流す。
しかし、サハギンは『毎回入るたびに土地の構成が変わる』バロックランド内にあって、何故か立地を知ることができる特殊技術を有している。
そして、サハギンの盗掘者は感染症と、外来生物の扱いに関して徹底している。
麻薬の販売に関しても、品質の悪いものを売られるより、人間を壊さない範囲の良質なものを流すという名目で行っている。
たちのわるい麻薬を取り扱うものや、サハギン以外の盗掘者に関しては、むしろ他の組織以上に苛烈な制裁を加える。
これらの条件と、重要な探索にあってはサハギンに案内人になることを依頼する場合もあるため、特例的に見逃されている。
最も、バロックランド内で、同じものを求めて行動していた場合は、奪い合いの戦闘に発展する場合も。
リーダー格は主に三人。名前は同じだが、人物は変わっている時もある。
盗掘作業を担当する「アリババ」。
流通を担当する「シンドバット」。
麻薬製造を担当する「アラジン」。
サハギンではまだ表で流通していない発明品、失われたい秘宝や美術品なども流れる。掘り出し物に出逢える可能性があり、販売者によっては安値で商品を手に入れられるが、品質は保証されない。
《蒸気工学研究所》
目的:絢爛なる蒸気文明の恩恵を受け入れ、発展する
自称する読みは「ハオハオチュランクラブ」。
意味あいとしては、「蒸気文明の発達は、事実は事実、あるものはあるものとして受け入れよう。自らの感じる心を受け入れ、繁栄しよう。歯車大好き!」。あとは語呂である。
蒸気機関で作った機械『駆動外套』を人体と直接融合させる技術を有する。
一応通常の機械も作れるが、メインはあくまで駆動外套と義体。概ね「人体と機械の融合と進化」を目指している。
《葬儀屋》
目的:整理整頓、衛生的清掃。
「依頼者と世間にとって住み心地のよい環境を提供する」という目標を掲げる、青い顔の団体。
葬儀屋の依頼者とは、主に「自分の目的のための障害を除去し、整える」という意味になる。
能動的な攻撃は引き受けないが、攻撃に対する防御および報復を引き受ける。
最も、この契約には多数の条件をクリアする必要がある。
たとえば、なかでも厳しい条件である『人を移動先に設定できないため、自動反撃対象は動かないものに限る』『手加減はできない。まず殺す』という点から、実際に契約を結んでいる守るべき拠点がはっきりしているケイレム商会連盟、大学など。
葬儀屋の最も大きい仕事は、死体の掃除である。
スラムの路地裏・河川、隠蔽する必要のある事故現場など。表社会に知られることなく死体と現場を短時間で綺麗さっぱり片付けてくれる。
なお、「清掃現場を観てはならない」というルールがある。そして回収された死体は葬儀のために戻されるものの、内臓と血液はなくなる。
大量死が発生した現場に、いつのまにか勝手にやってきている時もある。
《ケイレム商会連盟》
目的:より美しく、よりしたたかに。
複数の商店が共通のルールを守ることを条件に加盟する「特殊な商品」を扱う連盟。
略して「ケイレム商会」と称されることが多い。
魔導書を含んだ書物の作成、印刷に長けた「タカナシ印刷商会」の会長、メリザンド・小鳥遊を長とする。
加盟店肉体強化効果のある刺青や、多様なマジックアイテムを扱う雑貨店、鋼鉄よりも頑丈な衣服を作る呉服店など、そうそうたるもの。
加盟のためにはメリザンドのお眼鏡に適い、一定以上の腕前をもっていると認められなければならない。
認められた店は、タカナシ印刷商会の作成したカタログに名を連ねる。
ケイレム商会の店は値が張るが、非常に高い品質を誇る。カタログに掲載された店は、信用を得るとともに、ケイレム商会が『葬儀屋』と結んだ契約によって、自動的に『葬儀屋』からの護衛を受ける。
当然、不届きものに対して葬儀屋に頼らず、自社製品によって自らの手で対応する店も多い。
《シュブーラホテル》
目的:お客様に約束されたひとときを。
『電話予約』によるテレポートのみでいくことができる、異次元に存在するホテル。
『電話予約』のための連絡方法は利用者候補と思われる組織へ送付される。または過去の利用者からの紹介で得ることができる。
宿泊内容に応じた料金と担保を差し出すことにより、洗練された従業員による最高のサービスを受けることができる。
担保は「宿泊客にとって大切なもの」であり、大切さの加減は宿泊の重要度に寄る。
ホテル内ではお客様同士の暴力行為は禁止されており、宿泊者は保証された安全なひとときを得る。
また、ホテル内で行った約束事は、たとえ口約束であろうが「必ず遵守」されなければならない。
ホテル使用のためのルール、もしくは自ら誓った約束を破った場合、ホテル側からペナルティが与えられる。
なお、従業員のほとんどが人間ではない。ペナルティ=死である。
運良く約束を破っておきながらホテルを脱出しても、『コンシェルジュ』と称される従業員が差し向けられ、地の果てまで逃げたところで約束が果たされる。
「働きかけなくても、必要と要望があれば恩恵を受けられる」という名目で、実際、一般人が夢のなかから生き霊状態で訪れることもある。




