登場人物紹介(随時更新)
◆第一王女 フリーデルト・シルビア・ベルン(15歳)
原作崩壊した世界で様々な困難ばかりが襲い掛かる。ベルン王国の第一王女……なのだが、第一王子フリードリヒが暗殺されたため、王位継承者として男装して王子となることに。
ヘンリーのクーデターや怪異を打ち破った功績があっという間に広まり、国民からの評価はうなぎのぼり。イケメンであることも人気の理由の一つである。
転生当初は魔力がなかったが、試練を経て魔力を得ることに成功した。『属性:全、固有スキル:ヘルメスの才』を手にしたが、まだ全く使えていない。練習中。
シルビアの呪詛の媒介になっていたが、呪詛の本体であるシルビアの魂が昇天したため、媒介ではなくなった。バンザイ。
◆治癒の聖女 イリス・バートリー(16歳)
原作の乙女ゲームでは主人公だった。暴力的解決法を好む悪癖がある。
当初フリードリヒの婚約者だったが、彼が暗殺されたためフリーデルトと婚約することに。本人は美しい顔のフリーデルトを間近で眺めていられるから満足。
怪異を消し去った功績が広まり、フリーデルト同様人気がうなぎのぼりに。
非常に珍しい治癒魔法の使い手で、レベルアップして治癒の他に解呪・浄化ができるようになった。魔法アイテム“ミョルニル”を操る。
侍女のミラとR18の同人誌を製作する暴挙に出ている。
◆アレクシア・アイスハート(14歳)
使者としてベルン王国を訪れたアイスハート王国の王女。
カラスの神が言っていたフリーデルトの運命の相手「黒髪・赤い目・1つ年下」の条件を満たした人物だが……。
超絶美少女。フリーデルトを王子だと思い込んでいるため、積極的にアプローチをしてくる。イリスとは犬猿の仲。
◆護衛騎士 セシル・エヴァンス(16歳)
ケニー・エヴァンス将軍の息子。元フリードリヒの護衛騎士で現在はフリーデルトに仕えている。
フリーデルトの推しキャラで、フリーデルトはワンチャンを期待していたが、自分よりイケメンは恋愛対象外ということで綺麗にフッている。
ヘンリーが死んだことを物凄く引きずっているが……。
◆侍女 ミラ・セイファート
王宮の侍女。イリスのお世話係兼話し相手になっており、2人そろってR18の同人誌を製作している。
◆国王 リチャード・フレデリック・ベルン
ベルン王国の現国王。
呪詛の媒介であるフリーデルトの影響で体調を悪くしていたが、呪詛の本体であるシルビアが昇天したことで呪いが解け、徐々に快復している。
シルビアやマーガレットへの仕打ちが広まり、国民からの評判がだだ下がりになってしまった。
本人はさっさとフリーデルトに王位を譲り隠居したいと考えているが、やることが多くて当分無理である。
◆将軍 ケニー・エヴァンス
ベルン王国の軍部の最高責任者。序列は国王と宰相に次ぐ三位の公爵だったが、ボルドー家が宰相位から引いたことで、序列二位となる。
セシルの父親。シルビア妃の兄であり、フリーデルトの伯父にあたる。
◆側妃 マーガレット
ルイ王子の生母。 死してなお憎しみに捕らわれていたシルビアと和解することが出来た。
フリードリヒ殺害の犯人が侍女長のクラリッサであることや、その理由を知り衝撃を受ける。
植物を育てる魔法に優れ、どんな時期でも環境でも必ず豊作にすることが出来る。ただし手先が絶望的に不器用。
◆第二王子 ルイ・リチャード・ベルン(11歳)
フリーデルトの異母弟で第二王子。生母はマーガレット側妃。
正しくは王女だが、マーガレットがルイをどうしても他国に嫁がせたくなくて、王子であると偽って育ててきた。今後も王子としてフリーデルトを支える予定。
◆侯爵・宰相 ロベルト・コナー
貴族派の筆頭だった。ボルドー家の処分に伴い、伯爵から侯爵に昇爵し宰相となった。
ラフィール教皇に騙されて王家を憎み、貴族派を作って王家に敵対していた。しかし事実を知り、教皇をタコ殴りにしてフリーデルト側につくことになった。
貿易赤字で金がないので、まずはフリーデルトの案に従って輸出政策を推し進める。
◆教皇 ラフィール
ベルン王国の国教であるアニムス教の教皇。正体は前任の管理人クジラの神の御使いの1人で、真名はラファエル。現在は堕天して悪魔となり、好き勝手やっている。
カラスの神とは世界運営に対する方向性の違いから決別し、独自の路線で暗躍していた。しかしその大半がフリーデルトの知るところとなり、危うく粛清されかける。
自身が”御使い”であることが国民に広まってしまい、ある意味信仰の対象になっている。
◆カラスの神
この世界の二代目の管理人である。前任のクジラの神が謎の失踪を遂げたため派遣されてきたが、管理者権限の多くがロックされており、難しい世界運営を強いられている。
方向性の違いにより決別したラフィール教皇のせいで、予定していた歴史が開始前に崩壊。先輩の管理人から強い魂を譲り受け、フリーデルトにinすることで、何とか立て直すことに成功した。
好きなジャンルは恋愛。恋愛を歴史の中心に据えて世界の発展を夢見たが、前任がファンタジー系統の世界運営をしていたため上手くいっていなかった。
◆クジラの神
この世界の初代の管理人であり、突如謎の失踪を遂げた。
多くの管理者権限にロックをかけたまま失踪したため、後任のカラス神が悪戦苦闘することになる。
今でもクジラの神が残したシステムは活きているものもあり、試練の後でフリーデルトに魔力を与えたものもそのシステムの1つである。
◆狂王
ベルン王国の初代国王。後世に名前や肖像画など一切伝わっていない。
真名はアデライド・ベルンといい、女性である。二代目の王はアデライドの息子である。
おぞましき呪いであるケイオスを封印するため、自ら生贄の楔となった。現在も封印の地で、城下の砂時計が落ち切るのを待っている。
◆◇◆死亡&退場した人物◆◇◆
◆第一王子 フリードリヒ・リチャード・ベルン(享年15歳)
ベルン王国の次期国王だった。クラリッサに呪詛の媒介を盛られて、血を吐いてのたうち回った果てに死亡した。
原作の乙女ゲームではイリスと婚約する王子ルートがトゥルーエンドだった。残念無念。
◆護衛騎士 ヘンリー・ボルドー(享年15歳)
フリードリヒ付きの護衛騎士で、エドワード・ボルドー宰相の息子。
貴族派に取り込まれフリーデルトたちに敵対した挙句、自らが王になるべくクーデターを起こし王城を占拠した。その結果呪詛が顕現してしまう。最期は父親を呪詛の触手から庇って死亡した。
◆元宰相 エドワード・ボルドー(隠居)
ベルン王国の政治の最高責任者。序列は国王に次ぐ二位の公爵。
ヘンリーの父親。マーガレット妃の兄であり、ルイの伯父にあたる。
息子がクーデターを起こし、自身も瀕死の重傷を負う。必死にヘンリーを助けようとしたが、自身を庇いヘンリーが死亡したため、もう精も根も尽き果てて隠居してしまった。
◆男爵 ウィリアム・モーリス(故人)
イリスの母方の叔父で、イリスが相続するべきお店や財産を管理という名目で乗っ取っていた。
ヘンリーのクーデターに組して王城を占拠したが、その後に発生した怪異の折に、我先に逃げ出そうとして塔から落下し死亡する。
死んでも全然惜しくない人だった。
◆侍女長 クラリッサ・アイビー(幽閉)
フリードリヒを殺害した犯人。
マーガレット妃を盲信し、彼女の意図に反してルイを王にすべく暗躍した。
クーデター鎮圧後に裁判にかけられ、フリーデルトが呪詛の媒介だと主張しフリーデルトも道連れにしようとする。しかし既に呪詛は浄化されており立証不可能なこともあり、極刑ではなく幽閉になった。
◆王妃 シルビア(故人)
フリーデルトとフリードリヒの生母で故人。
王を憎み、ラフィール教皇に唆されて最期は自ら呪詛と成り果て王家を呪っていた。ケイオスの封印が解けかかり、その緩みから顕現を果たし王城を暗黒物質で飲み込んだ。マーガレットと和解し、イリスの治癒魔法により昇天した。




