登場人物紹介
◆第一王女 フリーデルト・シルビア・ベルン(8歳→14歳)
ベルン王国の第一王女。
原作の乙女ゲームではフリードリヒとイリスの恋を邪魔し、誤ってフリードリヒを刺してしまったことから処刑されてしまう。
8歳の時にふっと前世のことを思い出し、自身の死亡フラグをたたき折るべく奔走した。その結果原作崩壊を起こしてしまい、道なき道を進むこととなってしまった。
あまりに美少年フェイスのためドレスが似合わず、男装して生活している。
ちょっぴり計算高くて、ちょっぴり打算的。
◆治癒の聖女 イリス・バートリー(9歳→15歳)
原作の乙女ゲームでは主人公だった。貴族ではなく一般市民。
非常に珍しい治癒魔法を使えることから、“治癒の聖女”と教会に認定される。
フリーデルトの奔走のかいもあり、原作よりもかなり早い段階でフリードリヒと婚約した。しかしフリードリヒが暗殺され、その容疑がかかってしまう。
◆第一王子 フリードリヒ・リチャード・ベルン(9歳→15歳)
ベルン王国の次期国王だったが、血を吐いてのたうち回った果てに死亡した。
原作の乙女ゲームではイリスと婚約する王子ルートがトゥルーエンドだった。
◆護衛騎士 ヘンリー・ボルドー(9歳→15歳)
フリードリヒ付きの護衛騎士で、エドワード・ボルドー宰相の息子。
父親たちのいざこざもあって、セシルに対して強いライバル心を持っている。
◆護衛騎士 セシル・エヴァンス(9歳→15歳)
フリードリヒ付きの護衛騎士で、ケニー・エヴァンス将軍の息子。
父親たちのいざこざにたたいして興味がなく、一方的に突っかかってくるヘンリーを煽ることを楽しみにしている。
フリーデルトの推しキャラ。
◆国王 リチャード・フレデリック・ベルン
ベルン王国の現国王。王としては可もなく不可もない人物。
マーガレットではなくシルビアを王妃にしたことへの負い目があり、マーガレットの実家であるボルドー家の肩を持つことも多い。
◆宰相 エドワード・ボルドー
ベルン王国の政治の最高責任者。序列は国王に次ぐ二位の公爵。
ヘンリーの父親。マーガレット妃の兄であり、ルイの伯父にあたる。
かつてはケニー・エヴァンスとズっ友だったが、ケニーの妹シルビアのせいで妹のマーガレットが側妃に格下げになったことを深く恨んでおり絶縁。何かと将軍の邪魔をしている。
◆将軍 ケニー・エヴァンス
ベルン王国の軍部の最高責任者。序列は国王と宰相に次ぐ三位の公爵。
セシルの父親。シルビア妃の兄であり、フリードリヒとフリーデルトの伯父にあたる。
周辺諸国や魔族や獣人、エルフ等の亜人の国々の動きがきな臭く、軍備増強を進言しているが中々予算案が通らず胃が痛い。
◆王妃 シルビア
フリーデルトとフリードリヒの生母で故人。マーガレットに殺されたという噂があるが……。
エヴァンス将軍の妹。元々はマーガレットの取り巻き令嬢の一人だった。
◆側妃 マーガレット
ルイ王子の生母。
元々は次期王妃に内定していたが、リチャード国王がシルビアに惚れこんだため、王妃ではなく側妃に格下げされてしまった。
そのような経緯があったため、シルビア王妃殺害の容疑がかけられていた。
◆第二王子 ルイ・リチャード・ベルン(4歳→10歳)
フリーデルトの異母弟で第二王子。生母はマーガレット側妃。
生まれつき身体が弱く、フリーデルトですらその姿を見たことがないほどマーガレット妃の宮殿に引きこもっている。
◆侍女長 クラリッサ・アイビー
王宮の侍女たちを取りまとめている役職で、ベルン王国の女性として妃以外では最高位にある。
次期王妃になるイリスの教育係をしている。
◆侍女 ミラ・セイファート
王宮の侍女。元々は自我のないフリーデルトの世話係をしていた。フリーデルトが目覚めて以降は、イリスのお世話係兼話し相手になっている。
◆伯爵 ロベルト・コナー
コナー家は元々ボルドー公爵家の傍流だったが、王家に反発する勢力である”貴族派”を立ち上げボルドー家から完全に独立してしまった。
◆男爵 ウィリアム・モーリス
元々はボルドー公爵家の傍流だったが、数年前にボルドー公爵家を裏切って貴族派に組している。
イリスの母方の叔父で、イリスが相続するべきお店や財産を管理という名目で乗っ取っている。
◆教皇 ラフィール
ベルン王国の国教であるアニムス教の教皇。
建国当時から生きており、エルフの血が入っていると言われている。30歳前後にしか見えない。
◆狂王
ベルン王国の初代国王。
統治そのものは善政であったが、反逆者や敵対者に対しては非常に苛烈であったため狂王と呼ばれている。
約300年前の人物であるが、肖像はおろか名前すら伝わっていない。
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