漫才「アイドルの次のステージ」
ボケ○
ツッコミ*
○*『こんにちわ〜、僕たちダブルピースです!』
○「ということでね。僕たち漫才アイドルとして、活動して長いですけども、そろそろ次の段階に行くべきやないかと思ってとるんですわ。」
*「ほうほう。次の段階。というと?
司会とかそんなんか?」
○「そうそう。そないな感じでな、ステージを登らなあかん段階にきてる気がすんねん。」
*「まぁ、そこそこ芸歴長いですからねぇ。
で、次はどないな感じを目指していこうと思っとん?」
○「それは、アイドルの次と言えば相場が決まってるやん。」
*「あっやっぱり、司会とかですかぁ?
もしくは、俳優?」
○「全然違うわ。お前何考えてんねん。未だこんな場末のステージで、活動してる俺らにそんな需要あるわけないやろ!」
*「お前、失礼なこというな!ここに来てくださってるお客様と、ここのオーナーに対して失礼すぎやろ。」
○「ええねん、ええねん。客もオーナーも場末の自覚あるから、大丈夫や。」
*「そんなわけあるか!これで干されたらどないすんねん。」
○「名前を変えて活動していくだけ話や。
そもそも、コンビ名が気に食わんねん。」
*「そんなん今更やろ。」
○「いや、お前は気づいとらんかもしれんが、ダブルピースとか、思いっきり下ネタよりだぞ。」
*「そんなわけあるか。可愛いやんけ、ダブルピース」
○「俺は、そんな事を言うお前が可愛いわ。」
*「気持ち悪いこというなや!
で、話戻すけど、次のステージってのは、結局なんやねん?」
○「そんなんアイドルの次と言えばAVに決まってるやろ!」
*「いやいや、それは、女性アイドルの悲しい末路で、次のステージなんかとちゃうで!しかも、男のアイドルでAVに転向したとか、聞いたことないわ。」
○「聞いたことないから、ええやんけ。
俺ら2人で絡んで、そういうのが好きな姉ちゃんをファンとして獲得していこうや。そのジャンルは、今や一大トレンドやから。」
*「しかも、俺とお前が絡むんかい!
死んでもいややわ!
AV男優なるんやったら、女優さんとしか絡みたないわ。」
○「お前、我儘やな〜。平気で我儘いえるお前が怖いわ。」
*「いや、俺は、俺と絡む気満々のお前が怖い。」
○「大丈夫やて、最初は、優しくしたるから!」
*「アホか!てか、けつ触んな!
つーか、近寄んな!
今日で解散や!解散!」
○「えっ、今日は帰さんやと。やる気になってくれたんかぁ!」
*「付き合いきれんわ!
俺は帰る。」
○「ちょ、待てよ!」
*「某アイドル風にいうなや!」
○「最後に1つだけ。」
*「なんや!」
○「なんやったら、俺が受けでも、ええで?」
*「もうええわ!」