1日目 古本
自分の部屋に入った時、ある物を見つけた。
盗「ん?なんだこれ、おーい!琉空〜!」
琉「何?分厚い教科書でも貰った?それとも宿題提出の催促がもう来てた?」
盗「いや、どっちも違うな。ちょっと来てくれ」
琉「何か変な物でも見つけたの?ちょっと待ってて」
盗「これ、何だと思う?」
琉「何だと思うって聞かれても、
どこからどう見てもただの古そうな本にしか見えないよ」
俺の勉強机には古ぼけた本が置いてあった。
俺も弟も見覚えが無い不思議な雰囲気のある分厚い本だ。
盗「この本、知ってるか?」
琉「いや、知ってる訳ないし、
そもそも兄さんの部屋なんて来ようとも思わないから
こんな本知っててもここには置かないよ」
盗「んー…そうだよな〜…
確かにお前が俺の部屋に来たら俺はお前を病院に連れていく」
琉「心配しなくても兄さんに呼ばれない限り来ないよ」
そう、こいつは滅多に俺の部屋に来ない。
来るとすれば今の様に俺に呼ばれた時くらいだ。
盗「まぁいいか、あっても使わないし捨てちまおう」
琉「うん、それでいいと思うよ」
俺達はゴミ箱にこの謎の本を捨て、翌日ゴミ収集に出した。
約一週間程空いてしまいました…
今回も読んでくれた方ありがとうございます!
リアルの事情で書けませんでした…m(_ _)m
今回から登場人物についてを書くつもりでしたがすいません次回からにします…!