1日目 帰路
盗「うっ…」
腹を片手で押さえながら俺は崩れ落ちた。
冴「またやっているのか、そろそろ懲りて辞めたらどうなんだ」
焼「今回も良いパンチが決まったなw」
掛「盗次君ほんと懲りないね〜」
凝「今回もみぞおちに入ったな〜」
俺が腹パンを食らっても驚く奴は特に居ない。いつも通りの日常だからだ。
少しして俺が立ち上がるとタイミング良くあの2人もやって来た。
盗「お、おーい!欺山〜!覚田〜!」
欺「よぉ」
覚「そんなに大きな声出さなくても聞こえてるよ」
盗「フッ…それはすまねぇな」
欺「そんであいつらは?」
覚「まだ集まってないみたいだけど」
凝「あいつは今日教室掃除食らってたぞ」
掛「う〜ん、でもあの二人は私達と違うクラスだから分かんないな…」
焼「でもあいつらも教室掃除食らってそうやけどな」
冴「教室掃除となれば大抵二十分位かかるな」
盗「だからもうそろそろ来るってとこだな」
隠「正解」
焼「お、隠火が来たな」
盗「あれ?あいつは?」
隠「途中で猫と会って別の道に行った」
こいつは隠火冷香。
あまり表情が無くテンションも基本そこまで高くならない俺達の中では珍しいタイプだ。
冴「あの二人が一緒に別の道となれば嫌な予感しかしないな…」
掛「そうだね〜…」
盗「いつになったら来るだろうな〜」
猫「今だよっ!」
お手製のハリセンが頭を打ち、とても良い音が鳴った。
盗「痛っ!?」
醒「隙ありっ!」
更に同じハリセンが頭を打つ。
盗「いってぇ!」
冴「やはりいい事は起こらなかったな」
掛「と、とりあえず皆揃ったね」
焼「盗次wwお前ww二発もww」
焼内が爆笑している。
連続して俺をハリセンで叩いた二人は
猫牙幽大と醒上栞菜だ。
猫牙は一つ下の学年で例に漏れずタメ口だ。
悪戯好きだが俺に対してのみ悪戯をしてくる。
醒上は同じ学年で隠火と同じクラスだ。
隠火と醒上は俺達と違うクラスだがほぼ問題無い。
そしてこいつも猫牙同様悪戯好きだ。
冴「さて、全員集まった所だしそろそろ帰るか」
欺「そうだな、そろそろ帰ろう」
そうして俺達は十一人という大所帯で帰路に着いた。
今回更新がかなり遅れてしまいました…
数日前に1時間半掛けて書いたのを投稿する前にページ更新してしまい書いたのが全て消えてしまうという事態が起きて意気消沈してました…
猫牙と醒上の2人がハリセンで頭を打つシーンは猫牙が頭を叩いてから醒上にパスしてるっていう設定があるんです…!
これからまた頑張りますので応援よろしくお願いします!




