始まり
盗「今日は暇だな…」
ポキポキッ
LINEの通知音だ、普段なら消しているのだが、
今日は通知音を消すのを忘れていたらしい。
話し相手が出来ただけ良かったかな、向こうも暇しているんだろう。
通知の内容を見た瞬間、自分の身体から血の気が引いていくのが分かった。
焼「なぁ、明日の始業式の用意、何いるか分かる?」
いや待て、嘘だろ…
明日が本当に始業式なら俺は今こんな事をやっている場合じゃない。
すぐさま日付をチェックする。…間違いない、明日始業式だ。
つまり俺は今窮地に立たされている事になる。
春休みの宿題が全く終わっていないのだ。
盗「え!?マジか!明日始業式じゃねぇか!宿題やってねぇ!やってくる!」
俺は持っていたスマホを充電器に繋げ、
ずっと宿題を収納していた正カバンから宿題と筆箱を取り出す。
そしてその時に俺は考えを改めた。
盗「いや、もう忘れよう。宿題は無かった、うん、それでいい。」
思えばこの時から既に始まっていたんだろう。
俺達の災難は。
今回初めてこの小説家になろうというサイトに投稿させて頂きました。
ナノと申します!
どうぞよろしくお願いします。
今回読んで頂いた方本当にありがとうございます。
これからも頑張って行きますのでよろしくお願いしますm(*_ _)m