第9話 勇者誕生
よろしくお願いいたします。
「ありがとう…父さん…そうだよな…」
「おい…聞け、くそ狼共…俺はな…守らなきゃいけないやつがいるんだ…だから俺は死ねない。てめぇらが俺を殺そうとするなら、俺はてめぇらを殺す。………死んで俺の力となれ」
《女神の加護が破棄されました。》
《ゼウスの加護を受理しました。》
《加護スキル、不滅の守護を発動します》
《全ステータス極上昇、精神極強化します》
人間と魔物の命を懸けた戦いが始まった…
その戦いの跡は、魔の森に深く刻みこまれた。
周囲の木々はなぎ倒され、
地面は砕け、
濃厚な血の臭いが漂っていた…
そこには、数百を超える狼の死体と、一人の男だけが存在していた…
それはまるで、大災害…
それはすでに、人間とはかけ離れし者…
今日、この世界に新たな勇者が誕生した…
「…お前らの命は無駄にしない…」
バタッ
(さくらを守ってね…真冬…)
「…分かってるよ、楓…」
…あいつは必ず俺が守る
「…それにしても、俺はどれだけ寝たんだ?…あー、体動かねー。やっぱあんなん無茶だよな、あの狼普通に百はいたな…てか、俺よく生きてたなー…あー…もーちょっと寝よう…」
「んー…あー、いってーな…動けるっちゃあ動けるか…あー…喉乾いた…てか、腹減ったー…とりあえず食料を……この死体どーするよ…」
さすがに放置できねー…
「…」
いや、さすがに…だが…
「これ…食えるかな…」
戦闘シーンは…
また、次の機会。
やっと主人公の無双が始まります。
感想、アドバイス等、どんどんください。
今後ともよろしくお願いいたします!




