第7話 もうひとりの幼なじみ
よろしくお願いいたします。
「あー!今日は楽しかったなー!」
「そーだねー!また来たいね!ねー、さくらっ!」
「うん!また来年も三人で来たいね!」
「おう!来年もまたこよーな!」
この二人は双子で楓とさくらだ。
俺らはよく昔から遊んでいた。
そして今日、神社の夏祭りに一緒に来ていた…
「それじゃー、またね!」
「おう!またな!」
「バイバイ!」
「おう!」
「か、楓とさくらが帰ってない?」
「ああ!何か知らないか!」
「し、知らない…」
「そうか…俺は二人を探すのを手伝ってくる!お前はうちにいるんだぞ」
「わ、分かったよ…」
「お父さん遅いな…まだみつからないのかな…」
ドンッドンッドンッ
「は、はーい!どちらさ「真冬っ!お姉ちゃんを!助けてっ!」か、楓か!楓がどうしたんだっ!」
「大人の人に捕まってるっ!だから、早くっ!」
「お、落ち着けよ!と、とりあえず父さんに!」
「させねーよ」
「んんん!」
「さ、さくらっ!」
「うるせーよ」
「んんんんん!!!」
「いっつぅ…ここは…」
「あ、やっと目ーさましたんだー」
「てめぇ!」
「おっと、暴れんなよ。暴れるとあのお嬢ちゃんみたいになっちゃうぜ?」
「か、楓っ!大丈夫かっ!…て、てめえ!楓に何をしたっ!」
「何って、抵抗されたら殴って黙らせるしかないだろ?」
「え?て、てめぇ!今すぐこのロープを外せっ!」
「そー言われて外すやついる?」
「いいから!外せよ!」
「お前さぁ…うるさいから黙ってて?」
「外せ!」
「はあ…ガムテー…あったーちょっと黙っててねー」
「ん!んんんん!」
「よし!…それにしてもあの嬢ちゃんどーすっかな…つい殴りすぎちったけどあれじゃ売れねーかな…あー、めんどくせーし…もー殺すか?」
「んんんっ!」
「うん、殺しちゃお」
「んんん!!!!!」
「あー、さすがにやりすぎかなぁ…」
「んんん!」
「まー、いいや」
「んんん!」
「お前はそこで見てなー、この子が死ぬところ」
「んんんんん!!!!」
「んじゃーバイバイお嬢ちゃん…死ね」
グサッ…
「き、きゃああああああああああああああ!!!!!!!」
「あー、起きてたか…」
か、楓…楓…かえ、で…
「お姉ええちゃあああああああああああああん!!!!!!!!」
「うるせー、なっ!っと」
ドンッ
さ、さくら…?
「ん?坊主どーした?静かだな?もしかしてショックが強すぎちゃった?」
…
ドカンッ!!
「だっ誰だ!」
「今すぐ武器を捨てろ!」
「ちっ…動くなあ!こいつがどーなってもいいのかあ!」
「その子を離せっ!お前に逃げ場はない!」
「ちっ…しゃーねーな…そんなにほしいならくれてやるよ!」
「ぐは!?ちっ…子供は保護し、犯人はベランダから逃走しました…」
「次のニュースです。昨夜女の子二人と男の子一人が誘拐される事件が発生したした。女の子一人軽傷、男の子一人と無事保護されましたがもうひとりの女の子は急いで病院へ搬送されるも間に合わず死亡しました。」
書いてて自分まで暗くなってくる…
もうこういうのは書きたくないです…




