第2話 とある高校生の日常
よろしくお願いいたします。
「ふぁ~…まじねむ…」
「朝からねむそーだねっ!」
「…お前は元気そーだな…」
「だって真冬と同じ高校に通えるんだよ!
嬉しくってしょーがないよ!」
「そ、そーか…」
「うん!」
俺の名前は秋空真冬。
おい、人の名前で笑うんじゃねぇ…
俺だって名前を言う度に親を呪いたくなるんだよ…
自己紹介する度にどっちだよ!って突っ込まれんのもう慣れたよ…
…まーそのおかげで自己紹介でスベったことがないんだが…
まーそんなことより、この無駄にハイテンションなやつが日向さくら。俺の幼なじみだ。
んで、俺らは今日から高校生だ。
…てか、通り過ぎる全ての人にあいさつすんのやめてほしい…ちょーはずいんですけど…
まー、あいつが興奮すんのも分かる。
俺も昨日の夜は興奮のピークで寝れなかったからな…お陰で今は逆の方にテンションがピークである。
「真冬!早く行くいこっ!」
「ちょっ、さくらっ」
俺の手をとって走るな!今はそんな気分じゃ…
てか、普通にはずいから!やめて!
「青春が私達を待っているー♪」
こいつはこんな残念な子だったか!?
…だいぶ走った…死にそう…
通学途中であろうなんかチャラチャラした学生たちを追い抜き学校が見えるところまでやっと来た。
何故か走ることになったが…
俺はこれから送る高校生活に胸が高鳴っていた。
その時俺は、これからの高校生活しか見れていなかった…
そして、俺の高校生活はそこで終わった。
多分主人公の高校生活、世界最速で終わったんじゃないかなw
ここからはお約束の展開。
これからもお楽しみください。