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十話 奥州 妖精の能力

よろしければご意見ご感想や評価をお待ちしてます。

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 遊郭街を歩いている時、ふと奴隷商館に来る前の会話を旭は思い出した。

 話によると今夜にでも小吉と二人で遊郭に突撃するはずだったのだ。

 だが今旭の肩に座っているタマ子が加入したことで事情が変わってしまった。

 旭は先程、遊郭の窓から顔をのぞかせ道行く男共に色気を振りまいている娼婦を見てから、今晩にでも色々な意味で遊郭に行かなければ収まりがつかなくなっていた。

 さすがにタマ子を連れて行く訳にはいかないので、小吉にでもタマ子の面倒を見させて自分は一人でお楽しみになろうと画策した。


 遊郭街を抜けてから邪な考えを一旦打ち切ることにした旭は、新たな戦力となるタマ子の分析を行おうと思った。


「なあタマ子」

「なーに?」

「お前はさっきピカピカ光っていたけど光魔法が使えるのか?」


 タマ子は今は先程のように光り輝いてはいない。

 光っていた訳は、さっき旭にその存在を知らせるために一生懸命魔力を放出したために起こった結果らしい。


「うん、あたしは光魔法を使えるよ。いっぱい練習したから里の友達の中でも一番なんだ」

「それはすこいな、良く頑張ったな」

「でしょー、これからは旭のこと助けてあげるから安心してねー」

「タマ子がいると心強いな。ところで光魔法をタマ子はどれくらいまで使えるんだ?」

「聞いておどろくなよー、なんとあたしは大きな光の矢がうてるんだよー、どうだまいったか」


 タマ子は平坦な胸を前に出し、腰に手を当てどうがと言わんばかりのポーズをとっている。

 ちなみに大きな光の矢とは恐らく光矢(大)だと旭は予測した。

 光矢(大)は光系統の上級魔法の入口に分類される大技だ。

 恐らくタマ子は上級に達するほどの魔法の素養があるのだろう。

 本人はもちろんそんな区分など知っているはずないだろうが。


「すごいすごい、それ以外にはどんな魔法が使えるんだ?」


 旭はタマ子の頭をなでながら質問を続ける。


「えーとね、光を張って魔法を防いだりとか、ピカーって光を出したりとか、光の弾をドカーンてさせたりとか色々できるよー」


 恐らく、順番に光膜、光盲弾、光爆弾という魔法だろう。

 それぞれ中級魔法である。

 タマ子の魔法は旭にとって今一番必要としているものだったのだ。

 

「タマ子、お前ほどの光魔法の使い手はそんなにいないぞ」


 光魔法自体が希少な属性なので使い手の絶対数が少ない。

 そのため中級以上の使い手となるとほとんどがどこかの勢力に属しているはずだ。


「そーなんだー、でもお父さんとかお祖父ちゃんはあたしより強いよ。他にも里には強い人が一杯いるよー、まあその内あたしが超えちゃうけどねー」


 流石は上級魔獣が跋扈する土地で暮らしていけるだけあって情報どおり異民族は精鋭ぞろいのようだ。

 おいそれと手をだすとこちらが火傷をするのは間違いないだろう。


「そうか、まあ魔法の話はこれくらいにするか。そろそろ目的地に到着だ」


 タマ子との魔法談議に夢中になっていると、剣ヶ峰村の庁舎の隣にある一際大きな建物が見えてきた。


「旭様あそこに見える建物が当商店の剣ヶ峰支店でございます」

「隣の庁舎と比べて随分と大きな建物だな。文句の一つでも言われそうだが」


 庁舎には領主の北氏から代官が派遣されている。

 剣ヶ峰村は対魔獣の最前線という特殊な地域であるため、北氏も直接統治はせず形ばかりの代官を派遣し、税収と最低限の治安の管理のみを行っているのである。

 そのため剣ヶ峰村の治安は悪いのではないかと思われがちだが、惣一のような実力のある人物が睨みを利かせている為、目立った悪さはできないようである。


「いえいえ当店は多額の税を納めているので文句の一つも言えないでしょう。もしなにか言われたら、ここから撤退を匂わすだけであちらは頭を下げてくると思われますよ。まあ我々としても金の流れが良いこの村から出ることはありえませんがね」

 

 地方の一領主が天下の萬屋商店にたて突いても結果は見えている。

 なので北氏も必要以上に口をださないようにしているのだろう。


「まあ俺の知らぬ所で色々あるんだな、まあ俺には関係ない話だが」

「そちらは旭様のご想像にお任せいたします」


 忠五郎は旭に肯定とも否定とも取れない微妙な苦笑を浮かべた。

 それから無言のまま進むと、剣ヶ峰支店に到着した。


「どうぞお入り下さい、両替部へとご案内します」


 剣ヶ峰支店は地上三階建ての計三フロアとなっており、一階に両替商、二階に高級家具や魔道具などの贅沢品が販売されている。

 そして三階は顧客対応部門と社員が書類仕事を行うためのフロアとなる。

 忠五郎の執務室も三階にあるらしい。

 

 旭は一階の両替部へと足を踏み入れた。

 両替部の窓口には金を預けたり引き出そうとする大勢の冒険者や村民で溢れている。


「こちらへどうぞ」


 忠五郎はそれらの客を尻目に、旭を奥の応接室へと案内する。


 回りの客は妖精を背に乗せている大男を見て、いったい何者だといった感じの話を始める。

 タマ子は大勢の人々の視線に萎縮し、旭の胸元へ隠れてしまった。

 旭はタマ子を思いやりさっさと応接室へと走りこみ、部屋へ入ると椅子にどかっと腰をかけた。


「ふう」

「ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした」

「いいってことよ、変な目で見られるのは慣れているんでね」

「お気遣いありがとうございます。旭様は通帳の方はお持ちですか」

「ああ持ってるぞ、今出すから待ってくれよ。えー確かこの中に……」


 月夜野村を出発する時、大急ぎだが通帳も入れた記憶が旭にはあった。

 旭は整理整頓が苦手なため、ぱんぱんに膨れ上がった袋の中に手を突っ込み通帳を探す。

 しばらくまさぐっていると無事通帳を見つけたようだ。


「あったあった、忠五郎さんこれだろ」

「左様でございます。では記帳して参りますので少々お待ちください」


 忠五郎は記帳をするために急ぎ足で部屋を出た。


「母さんいくら入れたんだろうな。タマ子を買えるくらいだからきっと相当だろうな」

「旭様のご実家は相当のお金持ちなんですね」

「まあ親父は最上級の冒険者だったからな。金がない方がおかしいだろうよ」


 旭は入金される額の皮算用を始めた。

 春が『がらくた』を売ったと書いてあったので、恐らく倉庫に眠っている熊吉のお宝を売ったのだろう。

 旭も詳しくは分からないが、かなり貴重な品もあると思われるので相当な額になっているのではないか予想される。

 旭は一体いくら入っているのだろうと想像すると自然と顔がにやけるのを抑えることができなくなっていた。


「あっ、旭いやらしい顔してるー」

「ほんと旭さんは色んな意味で現金ですね。まああっしはそこが人間くさくて好きなんですけどね」

「旭はくさくないよー、服の中でくんくんしてたもん。クマと同じで酸っぱい臭いがするだけでくさくないよー」


 タマ子は決して悪気はないものの、彼女の言葉は旭に決定的なダメージを与えた。


「タマ子さんそれはつまり……」

「うるせえうるせえ、俺の体が臭うことなんて分かってるんだよ。遺伝なんだ遺伝、俺も小さいころ親父の臭いをかいで大体予想はついてんだよ」


 旭はこれまで回りが薄々と気を使っていたことを解っていたが、タマ子に悪気がなくとどめを刺されて少しいじけてしまった。


「だいじょうぶ、あたしは旭の臭い好きだからしゅんとしないでー」

「そうですよ旭様。人間一つや二つは欠点があるんですって、あっしもちびで鼠顔なのに、それを受け入れて一生懸命生きてるんですから落ち込まないで下さいよ」

「そうだな……、みんな色んな悩みを抱えながらも生きてるんだよな。俺もこの体臭を受け入れて一生懸命生きていくよ」


 タマ子が加入したことで三人の会話はこれまで以上に弾んでいる。

 その後もわいわいと話ているとコンコンと扉を叩く音か聞こえた。

 忠五郎が戻ってきたようだ。


「お楽しみの所、失礼いたします」


 忠五郎は一礼するとその手に旭の通帳を持って戻ってきた。


「下らない話をしていただけなので気にしないでくれ。で俺の口座にはいくら入っていたんだ」

「ただいま確認しました所、旭様のご口座には金貨二万枚が振り込まれておりました」


 旭と小吉は思わず立ち上がる。


「にっ二万枚! なんでそんな大金が入ってるんだ」

「私共でお調べしました所、春様は高額な魔道具や宝石類、果ては数体の竜の牙や皮など様々な品を売却して下さったそうです」


 春は生活に必要な最低限の物以外をすべて売り払ったのだろう。

 旭は春に感謝すると同時に、倉庫でおもちゃ代わりに遊んでいた物が大層価値のある物だと知って、無知とは怖いものだなと改めて思った。


「こんな大金が入ってるとは正直想像以上だ。忠五郎さん俺の口座から金貨四千枚の支払いを頼む」

「承知いたしました、それでは申し訳ありませんがもう少々お待ちください」


 忠五郎は再び退出した。

 それからは彼が戻ってくるまで、三人は出された菓子をつまみながら歓談をし続けた。

 そして数分後彼は手に通帳と一枚のカードを持って帰って来た。


「旭様、このたびはお買い上げ誠にありがとうございました。お支払いごの残高はこちらの通帳に記帳してあります。あとこちらのカードはお得意様にのみ発行されている物です。このカードを各地の当商店でお見せしていただければ、最上級のご接客をいたしますのでぜひご活用下さい」


 旭は金製の重みのあるカードを受け取った。

 恐らくこのカードだけでも十分価値があるものだ。


「それは素晴らしいな。今後もひいきにさせてもらうよ」

「ありがとございます」

「よし、目的も果たしたことだし長居してもしょうがない。とっとと出るとするか」


 旭は金色のカードをしまうと、サッと立ち上がり再び一般客の視線をあびながら颯爽と退店した。



---


 建物の外まで見送ってくれた忠五郎に別れを告げた後、旭一行は夕暮れ気配の道を歩いていた。

 今日は初依頼で変異種を倒し、町に帰れば希少種の妖精を購入した。

 多くの出来事があった一日である。

 

「なんか今日は色々なことがあったな。そのせいかさすがに疲れがきたようだ。今日はとっとと宿に帰って休むとするか」

「あっしもさすがに疲れました、旭様の意見に賛成です」

「あたしもお腹すいたー、はやくご飯食べよーよ」


 タマ子は妖精のくせに腹が減っているらしい。

 妖精の生態についてほとんど無知に等しい旭はタマ子に聞いてみることにした。


「タマ子、聞きたいんだが妖精って何を食べるんだ?」

「あたしは何でも食べるよー、お肉もお野菜も大好き。里でもみんなで猪とかやっつけて食べてたんだよ」


 妖精だからといって蜂蜜あたりをすすって可愛らしく生きている訳ではないらしい。

 まああの厳しい地域で生き残ってきたのだから、肉でも食べないと力もつかないのだろうと旭は勝手に想像する。


「そうなのか、てっきり妖精は蜂蜜と野菜だけで生きるとかの類の種族だと思ってたぞ」

「アハハー、クマもそんなこと言ってたー。野菜と蜂蜜だけじゃ生きていけないよー、それだけじゃ力が出なくて他の魔獣に食べられちゃうよ」

「じゃあタマ子はなんでも食べられるんだな。よしっ、今日はタマ子加入記念に高い店で腹いっぱい食べるとしよう」

 

 タマ子がなんでも食べられると聞いた旭は、あることを考えた。

 それは高級店で旨い飯をつまみにタマ子にガンガン酒を飲ませてとっと寝てもらおうという考えである。

 旭はその隙に小吉を残して、遊郭へと繰り出そうと考えていた。


「ほんとー、早くいこーよ!」

「旭様、あっしはあなたに一生付いて行きます」


 旭の企みなど知る由もなく二人は旨い飯がたくさんと喜んでいる。


「よし、そうと決まればとっとと行くぞ!」


「オー!」

「ハイッ」


 こうして旭一行は村一番の高級店である『三郎』という暁料理の店に行き、宴会を開いたのだった。



---



 『三郎』での宴会をお開きにした一行は宿へと戻ることにした。

 剣ヶ峰村の中心部から繁華街、そして歓楽街にかけては街灯として光の魔道具が歩くことに不自由しないように設置されている。

 特に歓楽街は空を見上げなければ、まるで昼間と間違えるほどの明るさを夜が明けるまで保っている。

 まさに剣ヶ峰の不夜城である。


 宿までの道すがら、旭はしてやったりとほくそ笑む。

 旭の想定通りタコ子は旭の肩でうつらうつらとしている。

 

 タマ子を起こさないようになるべく振動を少なくして歩き、見事宿に到着した旭は店員に犬、猫用に使っている寝具を用意させ、その上にそっとタマ子を置く。

 そして小吉の耳元で囁く。


「これからちょっと行ってくるから留守番を頼む。もしタマ子が起きたらうまくはぐらかしておいてくれ」


 本当は小吉も連れて行きたかったが、嫌がっていたようなので留守番でちょうどいいだろう。

  

 小吉は旭に対し親指と人差し指でまるのサインを作り了承の意を示す。

 先程平民では死ぬまで一度も口にできないような料理をたらふくご馳走してもらったのだから、実にいい笑顔を浮かべてである。


 旭は小吉に親指を立ててそーっと部屋を抜け出した。

 大柄なので少しでも油断すると物音がたってしまうので慎重に廊下を進みフロントに到着した。

 そして無事に宿から出ることに成功した旭は、ここまで来れば大丈夫とばかりに軽やかな足取りで歓楽街へと向っていった。



---


  

 三時間後。


「ふうっ……」


 歓楽街で旭はすっきりした表情を浮かべながら一息ついた。

 この三時間で旭は案内所で紹介してもらった高級店で複数人の美女と乱捕りをこなしてきたのだ。


「さすが高級店だけあって値は張ったものの、強敵ぞろいだったな。これははまってしまいそうだ。いかん俺には大きな目標があるんだ、堕落しては駄目だ

。でもたまには自分へのご褒美に行ってもいいかな……、ぐふふ」


 あまりに良かったのか、旭はぶつぶつと一人言を発している。

 

 旭がお願いした三時間の最上級コースは金貨五枚、出てくる女はそれぞれが個性的な美女揃いだった。

 初めての旭は最初のうちは緊張していたものの、次第に慣れすぐに積極的に楽しむことができた。


「これをきっかけに色んな意味で一皮向けた男になれただろうか。お姉さんたちもあそこは恥ずかしがりやだけど本気を出したら凄いと褒めてくれたしな」


 まだ訳のわからない言葉を発している。

 だがしばらくは初めての衝撃の余韻に浸っていたが、歓楽街を抜け宿に近づく頃にはなぜか虚しい気持ちになってきて、高ぶっていた気持ちも落ち着いてきた。

 

 宿に到着した旭は行きと同じくそーっと部屋へと戻る。

 なるべく音を立てないように戸を開けた旭は恐る恐る部屋の様子を確認する。

 すると留守番をしていた小吉が戸の前に駆けつけてきた。


「おかえりなさい、こっち何も問題ないですよ。タマ子もぐっすり眠ってます」

「よし。お前も酒が入ってるのに起きていてもらってありがとうな。またいい思いさせてやるから楽しみにしておけよ」

「いえいえ、旭様はもうお休みになられますか」

「ああ、もう今日はへとへとなんで寝るとするよ」

「では奥の部屋でお休みになって下さい、あっしらはここで寝ますので」

「わかった、また明日な」


 旭は出来る家臣である小吉に感謝しながら、暗い所を壁伝いに進み奥の部屋へと入り床に就いた。



---



 翌日。

 

 朝になったが深夜になってようやく寝た二人は目を覚ます気配がなかった。

 その点、日をまたぐ前に寝ていたタマ子は既に目を覚ましており、興味深そうに窓から見える剣ヶ峰村の一日の始まりを眺めていた。


 しかしタマ子が起きて二時間程が経過しても、まったく目を覚ます気配がない旭に対し、痺れを切らしたタマ子は旭の目の前は光をまといながら旭に起床を呼びかける。


「旭ー、朝だよー、おーきーてー」


 旭は目の前が急にまぶしくなったのためか、素早く立ち上がり身構えた。


「誰だっ! ……ってなんだタマ子か。敵襲かと思ってびっくりしたぞ」

「もう朝過ぎちゃってるよー。あたしお腹ぺこぺこだよ」


 タマ子はお腹をさすりながら空腹を主張する。


「悪い悪い、少し待ってくれよ。準備したら朝飯に行こう」

「うん」


 旭は洗面所で歯を磨き顔を洗うと、先に起きていた小吉に声をかけ部屋を出る。

 タマ子は既に定位置となっている旭の右肩に座っている。


「タマ子よ、俺の肩に乗るのはいいが右ばかりじゃなく反対にもバランス良く乗ってくれよ。じゃないと肩がこりそうでな」


 旭はその体格に見合わず意外と細かいことに気づく。

 まあ今回はそれ程大した事ではないだろうが、戦場でとっさの機転が利くのは名将なるには重要な点だろう。

 

「いいよー。今日はこっちに乗るから明日は反対ねー」

「おおよろしく頼むわ」


 三人は食堂で朝食をとってから、昨日討伐した岩蜥蜴の変異種の代金を受け取るために、冒険者組合に向かうことにした。



---



「これが岩蜥蜴の変異種の代金の金貨二百枚です。お確かめください」

「ああ」


 旭は差し出された金貨を袋にしまう。


「あと旭様は、今回の討伐達成により位階が六位へと昇格いたしました。おめでとうございます」

「そうか、さすがにあれだけの魔獣を倒したのならば流石にあがるか」

「はい、冒険者証明書のほうを更新しておきましたのだ後ほどご確認になってください」

「了解した」


 旭達は受付を後にし、新たな依頼を探しにボードへ足を運ぶ。


「これなんか良いんじゃないか」


 旭が手にしたのは水鳥の羽の納入依頼だった。

 これも近くの湖周辺で討伐できる依頼だが水鳥が魔法攻撃をしてくるため難易度は決して低くない。

 タマ子も入ったので魔防も上がったおかげである。

 彼の提案に二人とも賛成してくれたため、旭はその依頼に決めることにした。

 三人はすぐさま準備を終えると、意気揚々と依頼に取り掛かるべく村を後にした。

 


 


反応が少なくて寂しいです。

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