おまけ その3 あらすじは、これだけでも良かったような。
「第七十三話 友人・<ひまわり荘の変人>との会話」直前までのざっくりとしたあらすじです。さるべーじ!
連載期間が長かったので、こんな形のあらすじも書いていました。
発端は、目覚めたら隣で死んでいた女。それから、行方不明人探し。
・・・二対のマンボウのピアスやら、死んだ女とそっくりな女やらに翻弄され、気づけば、何故か怪しい麻薬密売組織から狙われていた何でも屋の<俺>。
義弟の智晴や、複雑な背景を持つ双子・芙蓉と葵、芙蓉の子・夏樹。
そんな彼らと協力し助け合い(?)、時には女装までしつつ、<俺>は何とか組織から逃げ切ることに成功した。
一夜明けて、改めて<俺>は知った。自分が何年も前から何者かに護られており、その何者かのお陰で、今回、最大の危機から逃れられたということを。
その何者かとは、驚くべきことに、暴漢に刺されて死んだ<俺>の双子の弟と、麻薬組織撲滅のため弟と手を組んでいた<俺>の大学時代の友人であり、かつ、<俺>の家主でもある男だった。
その事実を、<俺>は弟が生前に残していたメッセージ・プログラムから知らされたのだ。
<俺>の個人情報及び生体遺伝子情報を鍵として、ただ一度だけ再生された弟からのメッセージは、「全ての疑問は<彼>に聞いて欲しい」と最後に告げ、自己破壊プログラムにより消滅した。
そして今、<俺>は弟の言い残した<彼>こと、大学時代の年上の友人と対峙している。
<ヘカテ>という毒性の強いドラッグを扱う特殊な組織は、それまで決して表立つことは無かった。その組織の情報を、友人は関係各所にばら撒き、情報としての価値を失わせた。結果、<俺>の身は安全になったのだが・・・
何故、それをしたのが今のタイミングなのか。
<俺>は、それを友人の口から説明して欲しいと頼んでいるのだった。
第一話~第五十話までの「あらすじ <俺>の呟き」と読み比べていただくと、笑えるかもしれません。




