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その年の<俺>のお正月  はんぺんを探して おまけ はんぺんの呟き

整理整頓のため、「何でも屋の<俺>の四季」からこちらに移します。元のタイトルは「<俺>のお正月 おまけ はんぺんの呟き」です。全く同じ話なので、既読の方はスルーしてください。


↓移す前の前書き↓

ぬいぐるみ、はんぺんの呟きです。

平仮名ばかりで読みにくいかもしれませんが、それはそれで味わいが、あるかも…?

ぼくの なまえは はんぺん です。

しろい いぬの ぬいぐるみです。


はんぺん という なまえは なつきくんが つけて くれました。

なつきくんは はんぺんが だいすき なんだそうです。


ばたーやき に すると おいしいんだって。

でも ぼくの ことは ばたーやきに しないよ。

だって、ぼくたちは とても なかのいい ともだちなんだ。


なつきくんは ぼくに いっぱい おはなしを してくれるます。

てんごくにいる だいすきな ままの はなし。

きれいだったり かっこよかったりする ぱぱの はなし。

やさしい あおいちゃんの はなし。


ぼくは なつきくんの おはなしを きくのが だいすきです。


おしょうがつ、なつきくんの ままのようなぱぱが、

ぼくの あたまに なにか あかいのを おとしました。


そのとき、ぱぱは とっても あせっていた みたいです。

だって、ぼくを なつきくんから かくしちゃったんだ。

ぱぱの きもちも わかるよ。

だって、すごい けがを しているみたいに みえるんだもの。

さいどぼーどの がらすに うつる じぶんの かおに びっくりしちゃった。


こんなの みたら、なつきくんが ないちゃうよ。


おとといから ぱぱが いっしょうけんめい ぼくに ついた あかいのを

おとそうと してくれています。

あんまり ごしごし こするので、ぼくの じまんの けが

いたんで しまいそうで ちょっと しんぱいです。


ぱぱが がんばってくれたので、あかいのは ほとんど とれました。

でも、すこしだけ どうしても とれない ところが あるんだって。

ぱぱは すごく なやんでいました。


そしたら、あおいちゃんが そこに あかい りぼんを つけてくれました。

すると あかいのは りぼんに かくれて みえなく なりました。


ぼくは いま なつきくんの ままに あいに てんごくへ

いっている ことに なっているそうです。

ぼくが いないと なつきくんが しんぱい するから

そういう ことに してあるんだそうです。


うそを つくのは よくないけれど、

なつきくんを しんぱい させたくないから

ぼくは それでも いいです。


あおいちゃんは てんごくの ままが ぼくに あかい りぼんを

つけたことに しようと いいました。


ぼくも それが いいと おもいます。


なつきくんは この あかい りぼんを きにいって くれるかな?

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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もこっちの<俺>も、<俺>はどこでも変わらない。
『俺は名無しの何でも屋! ~日常のちょっとしたご不便、お困りごとを地味に解決します~(旧題:何でも屋の<俺>の四季)』<俺>の平和な日常。長短いろいろ。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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