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いつかの年の<俺>小話 5月22日。 伝さんの心遣い

昨日も今日も、暑い。もう夏かと思うくらいだ。


日んひんなか草むしりの仕事頼まれたりした日にゃ、汗みずくだ。マジでTシャツに塩噴いたりする。麦藁帽子と首筋保護の手ぬぐい(タオルより日本手ぬぐいの方が薄いぶん濡れても乾きやすい)も欠かせない。


そんな俺の強い味方は、塩入りの麦茶だ。大工の棟梁に教えてもらったんだけど、これがなかなか良い。涼しい時に飲むと微妙な味だけど、汗かいた時に飲むとまさに干天の慈雨。


入れる塩はもちろん粗塩。梅干しもいいらしいけど、今度試してみようかな。って、ぎゃー!


伝さん、いきなり顔舐めるなよぉ!


グレートデンの伝さんの飼い主、吉井さんちの庭は、広い。あー、太陽が眩しいなぁ。ん? 何だ、伝さん? 木陰で休憩しろってか?


近所で空き巣騒ぎがあってから、庭では放し飼いになった伝さん、先導するように桜の木の下へ。この時期の桜って、<爆発する緑>って感じだよな。


よし!


「早く来いよ、相棒!」とばかりに寝そべってこっち見てる伝さんの隣、お邪魔するかぁ。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もこっちの<俺>も、<俺>はどこでも変わらない。
『俺は名無しの何でも屋! ~日常のちょっとしたご不便、お困りごとを地味に解決します~(旧題:何でも屋の<俺>の四季)』<俺>の平和な日常。長短いろいろ。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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