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少年少女とチョコレゐト  作者: 黒凪
2/2

先輩は。

短めですよvv

「とぼけないで下さい。何ですか、あの可哀想なぬいぐるみは」


声がした方を見ると、燐乃先輩の顔だけが、上から覗いていた。

先輩はニッと笑うと、身軽にこちらへ降りてくる。サラサラした髪が、光に反射して輝いた。


「そんなに喜んでもらえるとは……。俺も嬉しいよ」


立っている僕の隣に、先輩は座った。僕もつられて座る。

眩しそうに目を細めると、先輩はゆっくりと目を閉じた。とても気持ち良さそうにしているものだから、つい見とれてしまう。いや、BL的な意味では無いけども。


静かな屋上。風の音と先輩の寝息だけが、僕の耳に届いている。

……って。


「先輩!? 」


慌てて肩を揺さぶると、先輩は片目だけを開いた。

なんだかぼんやりとしていて、焦点が定まっていない。


「……おやすみ」


その一言呟くように言うと、先輩は再び目を閉じた。早速、規則正しい寝息が聞こえ始める。

煌めく太陽を背に、僕は盛大なため息をついた。



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