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王立図書館現代魔法語辞典  作者: 王立図書館司書  ミルディア
「六項:魔法言語の文法及び消費魔力の計算式」
9/13

「Ⅱ:消費魔力の計算式」



 皆様の中には、魔法語が多くなればなるほど魔法の効果が高くなるなら、魔法語をつなげまくればいいんじゃないか? と疑問に思う方もきっといるでしょう。


 しかし、魔法スペルは最大で《対象》《形質》《加護》《性質》《属性》の五つと決まっており、その中で効果を上げたいなら先ほどの壁の例の様に、「バルサア:壁」に「トロモ:硬化」など、意味の似た単語をつなげてやるのが無難でしょう。


 

 ちなみに、人間の持つ魔力は基本的に1~3500000(三百五十万)Vくらいです。


 Vとは、Varonのことで「ヴァロン」と読みます。




 では、魔法使用時の魔力消費量の計算式ですが、


① まず単語を作る文字数を2倍する

② 単語数ー1を計算する

③ ①を②乗倍する


 以上です。



 例えば、壁を例にすると


「ヨ=バルサア」        壁


① 単語を作る文字数はヨ、バ、ル、サ、アで「5」  5×2=10

② 単語数は「ヨ」と「バルサア」の「2」      2-1=1

③ 10の一乗で、発動時の消費魔力は10です


「ヨ=バルサア=ジステリタサ=トロモ=ツチ」  土の堅壁ハードガイア・ウォール


① ヨ、バ、ル、サ、ア、ジ、ス、タ、リ、タ、サ、ト、ロ、モ、ツ、チで「16」 16×2=32

② 単語数は「ヨ」「バルサア」「ジスタリタサ」「トロモ」「ツチ」で「5」  5-1=4

③ 32の四乗で、発動時の消費魔力は、32×32×32×32=1048576(百四万八五七六)です





 土の堅壁だと、魔力量が少ない人間は発動することすら不可能なのです。


 さらに、この計算式で出るのは魔法発動時の消費量であり、発動後は一秒に10ヴァロンずつ減少します。


 魔法の維持にも魔力を消費するので、術者は注意が必要です。


 なお、魔力は何もしないでいると空気中の魔力を取り込んで、一秒に15Vずつ回復します。




 

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