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王立図書館現代魔法語辞典  作者: 王立図書館司書  ミルディア
魔法属性
10/13

「七項:魔法属性の相性、及び加減乗除」


 魔法には、それぞれ火、水、土、風、雷、氷、光、闇、聖、魔の10個に加えて、属性が何でもないことを表す無属性があります。


 本項では、その属性について説明していきます。



①属性所持


 この世に存在するすべての生命は、みな何かしらの属性を持っています。


 無属性であっても、それは属性ですから、持ってないということではありません。



 また、聖属性、または魔属性を持って生まれる生命は極めて稀であり、二つ以上の属性を持って産まれることもないと言われています。


 自分の属性は、必ず把握しておきましょう。


②属性の相性


 属性は、以下の表で表記されることが多いです。(メルクルーエスの属性配置表)


「    火

   水   土

 闇   無   風

   光   雷

     氷     

          聖⇔魔」



 基本八属性(火水土風雷氷光闇)は、無属性を取り巻いています。


 これらは、時計回りにあるものに相性が良く、反時計回りに位置するものには相性が悪いです。


 例えば、火に相性がいいのは水、火の相性がいいのは土です。

 

 また、聖属性と魔属性はお互いに相性が良く、お互いに悪いので、注意しましょう。


 それ以外のものは通常の効果です。



③魔法属性相性


 生命は属性を持っているというのは先ほど説明しました。


 例えば、火属性の人間がいるとします。


 その人間が、火属性の魔法を使ったとしましょう。


 すると、その魔法の効果は1,5倍になります。このことを、「魔力と属性が対応している」といいます。



 また、その人が水属性の魔法を受けたとしましょう。すると、その魔法の効果は1,5倍となって襲いかかります。(このことを劣勢属性という)さらに、その水魔法を放った人が水属性の生命だった場合、威力は2,25倍となります。


 ほかに、火属性魔法を土属性者に放てば1,5倍になります。(このことを優勢属性という)




 

 ところで、「ゴーディ:治癒」という魔法があるのですが、この治癒魔法は、唱えるときにその魔法を受ける生命と同じ属性でないと、効果を成し得ません。


 先ほど水属性の攻撃を受けてダメージを負った火属性の人間が治癒魔法を自分に唱えようと思ったら、必ず火属性を付加しなければならないのです。


 治癒魔法で対応しない属性をつけた場合、治癒の属性と被治癒者の属性が反発して、魔力が暴発します。これは治癒をかけようとした生命自体が危険ですので、気をつけましょう。




④加減乗除


 加減乗除の前に、少し整理します。



      対応属性   対応しない属性   優勢属性   劣勢属性   弱点属性 

 八属性者  1,5倍     0,8倍         1,5倍     1,5倍    0,5倍 

 無属性者  1,0倍     1,2倍         1,2倍     1,2倍    1,2倍

聖魔属性者  1,5倍     1,0倍         2,0倍     2,0倍     ×


※優勢属性は放った場合、劣勢属性は放たれた場合の数値

※聖、魔属性は、聖属性、または魔属性の生命しか魔法に付加できない。



 


 それでは、属性の加減乗除です。


 生物は皆何かしらの属性を持ち、その対応する属性の魔法を使うと効果が1,5倍になることを「加法」、弱点属性を使うと0,5倍になることを「減法」という。

 相性が良くも悪くもない属性――例えば自分が火属性であった場合「火」「水」そしてメルクルーエスの属性配置表で対面に来る「氷」――を使うと0,8倍になることを「除法」といい、属性対応表で向かいに来る属性を使うと1,2倍になることを「乗法」という。


 また、「聖」「魔」は八属性と無属性と使う時に1,0倍になることは「聖魔の乗法」という。


 無属性はどの属性であっても1,2倍となり、このことも「乗法」という。



    

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