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復旧2
ちょっと短いですが第6話です。引き続き第7話も投稿します。
「津田、水中翼制御にも電源貰えるか?できればもう少し母船に近づいておきたいんだがなぁ。」
「多分大丈夫でしょう。燃料はまだありますから、ブレーカーの接続だけ変えれば、十分いけると思います。」
「それじゃ頼む。」
津田は破損したブレーカーを簡単にバイパスした。一度できた事は簡単に他にも応用できる。
「艇長、電源行きました。コンソールで操作してみて下さい。」
「うん、アラーム消えて操作アイコンが出た。これ最適値制御させられるのか?」
「うーん、多分だめだと思います。メインコンピューターとはオンラインですけれど、外部センサーが死んでると思いますのでフィードバックデーターが無いですから。」
「なるほどな。それじゃ、えいやっと。ま、こんなもんだろ。」
まったくの山勘ではあったが、経験に裏付けられた野瀬の操作により、艇は浮力を前進力に変換しはじめ、艇は静かに海中を進み始めた。
筆者旅行のため、中途半端な投稿になった前話の続きです。本編は引き続き第7話として投稿します。