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木曜日の3人

あゆみちゃんが加わり3姉妹の新たな関係が始まった

あゆみちゃんが仲間入りしてから、

僕たち三人は毎週木曜日の放課後を

あかり先輩の豪邸で過ごすことに決めた。


理由はこうだ。

・あかり先輩は生徒会の活動が木曜は無い

・あゆみちゃんは放課後に実家の薬局の手伝いをしているけど木曜日ならばお店が休み

・僕は帰宅部だから何曜日でも良かった


だから、何だかんだで「木曜日」が定着した。


学校が終わると、僕は先に先輩の家に向かい、

あゆみちゃんは薬局の家に一度帰宅してから合流する。

チャイムが鳴ると、先輩が満面の笑みで迎えてくれる。

「待ってたよ、あかねちゃん♡」

「あゆみちゃんは?」

「もうすぐ来るってLINE来たよ」


リビングに入ると、甘い香水の匂いと、

クローゼットから溢れんばかりの可愛い服が僕らを待っていた。


あゆみちゃんが入ってから、毎週恒例になったのが

「あかり先輩のメイク教室」だった。


普段のあゆみちゃんはほぼノーメイクでも十分可愛い。

でも先輩は「もっと可愛くなれる」と言い張る。


ある木曜日。

三人でソファに座ると、先輩が大きな化粧ポーチを広げた。


先輩「さあ、あゆみちゃん。今日はナチュラルだけど盛れるメイクにしましょう」

あゆみ「えー、私いつもすっぴんでいいって言ってたのに~」

僕「でも先輩がメイクしたら、絶対可愛くなるって」

あゆみ「……ほ、本当?」

先輩「鏡見てごらん。あかねちゃんも横で見てて」 まず下地。

先輩はあゆみちゃんの頬に軽くリキッドファンデを乗せ、スポンジでぽんぽんと叩き込む。 先輩「肌、めっちゃ綺麗ね。ほとんどカバーいらないくらい」

あゆみ「え、そうかな……?」

先輩「うん。だから今日は薄付きで、透明感重視にしましょう」 次にアイブロウ。

先輩は眉尻を少し長めに描き足しながら、 先輩「眉が整うだけで顔の印象が3割増しになるのよ。

 あゆみちゃんは眉山がきれいだから、ちょっとだけ足すだけでOK」

あゆみ「へぇ~……そうなんだ」 アイシャドウはベージュと薄いピンクのグラデーション。

先輩は指で優しくぼかしながら、 先輩「二重幅に濃い色を乗せると目が大きく見えるでしょ?

 でもやりすぎると腫れぼったくなるから、境目をふわっとぼかすのがコツ」

あゆみ「ふわっと……って、こう?」(指でぼかしてみる)

先輩「そうそう! 上手い! センスあるよ」 アイラインは引かずに、ビューラーとマスカラだけで仕上げる。 先輩「今日はナチュラルだからラインはなし。

 ビューラーでしっかり上げて、マスカラは根元からしっかり塗って」

あゆみ「根元から……こう?」

先輩「完璧! まつ毛長くて羨ましい~」 最後にチークとリップ。

チークは頬骨の高い位置にふんわり丸く。

リップはコーラルピンクを指でぽんぽん。 先輩「ほら、完成~! 鏡見てみて」 あゆみちゃんが恐る恐る鏡を覗き込む。

そして、目を丸くして固まった。 あゆみ「……うそ、私ってこんなに可愛くなれるの!?」

先輩「でしょ? 言った通り♡」

僕「めっちゃ可愛い……! 別人みたい」

あゆみ「ゆうな君まで……///」 照れながら頬を染めるあゆみちゃんを見て、

僕は思った。


──メイクって、本当に魔法だな。



読んでいただいてありがとうございます

あゆみちゃんが加わりあかり先輩のメイク教室がはじまりました

次回あかり先輩の過去と未来が語られる

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