表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕はあかり先輩の妹になった ~高校男子ゆうなの女装物語~  作者: 藤乃ふじか
あかり先輩と女装デート
16/21

波乱の月曜日

月曜日が来た。

学校に行く足取りが、重い。

土曜日のデートで、関根先生やあゆみちゃんに会ったこと。

バレてないはずだけど、不安が拭えない。


教室のドアを開け、席に着く。

あゆみちゃんは、既に座ってる。

いつもなら、彼女の方から「おはよう」って明るく声をかけてくるのに、今日は違う。

僕から「おはよう」って言うけど、返事がない。


そして、ちょっと怒ったような顔で、僕を見てくる。

「え……?」

もしかして、土曜日の女装がバれた?

頭が真っ白になる。


心臓が激しく鳴り、視界が狭まる。

そこで、あゆみちゃんが右腕を伸ばす。

指で挟んだ小さな紙を、僕に渡す。

その紙には、丁寧な字で。


「今日の放課後、大事な話があるから帰らないで。

A号棟3階の第2理科実験室の前まで来て。

もし来なかったら、ゆうな君の秘密をばらすかも」

ただ、それだけ。


僕はあゆみちゃんを見るけど、彼女はもう僕の方を振り向かない。

授業中も、頭がいっぱい。

女装がバれたのか? それとも、何か悪いことした?

思い当たる節がない。


モールでのあかねの姿? それとも……。

耐えきれず、先輩にLINE。「助けて。あゆみちゃんに秘密バレたかも」

返信が来る。「私も放課後にそこに行くわ。私にも責任がありそう。

遅れないように絶対に行きなさい。あかねは、私が絶対に守ってあげるから。安心して」


その言葉に、少し勇気が出る。

でも、不安は消えない。



読んでいただいてありがとうございます

あゆみちゃんにゆうな君の秘密がバレたのか?

次回ハンカチ準備で


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ