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気になる
「お、大樹おかえり」
「あ、店長。あの」
「ん?なんだ」
「路地裏を進むとなんか中世ヨーロッパみたいな街並みのセットとかってあるんですか?」
「…なーにを言っておる。てか、もう上がっていいよ。もう、八時でしょ?」
「あ、ほんとだ」
「じゃぁ、また明日」
「はい」
大樹はさっきのことが気になり、バイトを上がるとすぐに路地裏に行った
「うっ…は!」
路地裏を通るとやはり異世界だ
「…あ、お母さんに連絡。てか電波通じるのか?…」
スマホを見るとWiFiマークがあった
「異世界ってWiFiなんだ。あ、連絡連絡」
お母さんにメッセージアプリで『寄り道します』と送った
「よし、探検だ」
異世界は現実世界と違い、明るかった
「すげ…」