古の戒律により呪縛されし王都「ウロポロ」(2)
更新いたしました。
「何だか、お前のゴーレム、少し大きく格好良くなってないか?」
到着した王宮の中庭でゴーレムを降りるなりトロフが尋ねる。
シャトルーズを腕輪で収納しながらアキラが答える。
「暗黒大陸の地下迷宮で色々有ったんだよ・・」
「その結果か・・、この後女王の執務室で簡単な夕食を取りながら報告してもらう・・、「わの国」での話もだ」
「知ってたのですか?」
「やはり訪れていたのだな・・、人払いはする予定だ、多分・・その場にいるのはキラと私、そしてパーナ様となる・・正直に全てを話してほしい」
「・・わかりました、どこまで信じてもらえるかわかりませんが話しますし、相談にも乗ってほしい」
「本当に色々あったのだな・・、案内する付いて来てくれ」
二人は王宮に向かって歩んでいった。
「入ります」
トロフが声をかけると、パーナが答える。
「入れ」
扉を開くと女王の執務室としては実務に徹した部屋になっていた。
「おかえり、アキラ。そちらに夜食の用意をしています。食事の後、お茶をしながら旅の報告を聞かせてほしいわ」
「チャアは皆が会いたがっていたから、皆のいる止まり木へ、帰りに最高級の魔核の粉を持たせるから楽しみにしてね」
「え、本当・・楽しみにしてます」
そう答えるとチャアは皆の待つ止まり木に向かって飛んでいった。
食後のお茶を飲みながらアキラに聞いた話を三人が要約しながらも信じられないと言った口調で確認を取りあう。
「「わの国」の騎士を弔う為に「わの国」へ・・そして父に会うと国防長官だった・・?」
キラが口にすると。
「いやその前にシャトルーズが暗黒大陸イグドラシルの地下迷宮「アンマ」の主で五神の内の一体、チーリン(黄麟)?」
トロフが呻る様な声を出す。
「それよりも、最大の問題は黒い大洋に沈む大陸「ランディア」が海底迷宮として実在し、真の意味での創造主として我々を創ったとされる神が実在したって事よ」
パーナの言葉に皆、苦笑いし見つめあう。
「夢・・なんて事は」
キラが呟くと、すかさずトロフが答える。
「シャトルーズを見てみるといいぞ、あの姿は国宝「ビル」と同じ威厳が有ったぞ」
それを聞いたアキラが思い出したように答える。
「行方不明の五神チューチュエ(朱雀)が多分「ビル」なんじゃないかと思うんですけど・・」
「そうかもしれませんね、「ビル」ははるか昔、伝説の聖戦士以外搭乗できたものはいない、「アル」の力で飛行ユニットとして使用するのが精一杯なの」
「多分、親父の「アオウ」もチンロン(青龍)で間違いないようです」
「伝説の聖戦士も異邦人だったのかもしれませんね、魔力が有ると弾き出されているのかもしれません」
パーナが困ったように呟くと、更にアキラに問う。
「貴方は囚われた母を救いだす為に神との戦いをもいとわないと考えているのですか?」
お茶会は深夜まで続いていった・・。
問題山済みな次話もよろしくお願いします。
もしよろしければ小説家になろうでの、評価、ブックマーク・フォロー、感想などを頂けますと幸いです。




