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黒い大洋に沈む幻の大陸「ランディア」の海底迷宮(2)

更新いたしました。

  シャトルーズ上空手前の空間で停止し白虎のゴーレムは一礼をすると、上層階に付いて来るよう身振りで合図をする、それを見たアキラもその相手の態度に素直に頷き白虎のゴーレムの後を追う。

「チャア、次の階層は新生代の絶滅した動物達が動いている・・、人間だけじゃなかったんだ転移させられていたのは・・」

さらに続く階層には、中生代末期の恐竜たちの姿が有った。

「チャア、この世界では転移の魔法陣は何時から使われていたんだい?もしかして何千万年前から文明と呼べるものがこの世界には有ったって言うのかい?」

「わかりません・・、伝説で語られているだけなのです・・、一千万年くらい前に世界樹と共に沈んだ幻の大陸「ランディア」の伝説が残されているだけなんです・・」

「一千万年か・・、伝説が残っているだけでも凄いよな・・」



次は世界樹の根に囲まれた湿原の様な階層でその中に石造建造物の神殿のような建物が点在しており、その中でもひときわ大きい庭園の様な球形の広場に白虎のゴーレムは降りて行った。

(保護区域を荒らさずここ迄ついて来てくれたことを感謝する、聖なるチーリン(黄麟)に導かれし者よ)

(黄麟?、シャトルーズが?)

念話で会話する白虎のゴーレムにアキラは畏怖を感じながら答えていた。

(私達にはイグドラシルの守護神・・五体の守護神の中央を守るゴーレムと認識しております)

(以前のシャトルーズを知っているのですか?)

(一千万年ほど前に・・ですが、貴方は転移者ですね?)

(はい、突然の訪問、申し訳ありません)

(チーリンに導かれし者ならば受け入れましょう、財宝発掘屋の冒険者とは違いますので・・)


アキラは、お互いに敵意が無い事を確認しあうと目の前のゴーレムの主に最も聞きたいことを質問する。

(お尋ねしたい、一千万年以上生きていると思われる貴方は何者なのですか?)

(・・創造主と言えば驚かれるでしょうし・・、貴方方がいう生物学的に言えばスライム種だと言えば見下されそうですし・・、貴方方同様の知的生命体です)

(スライム?、チャアと同じなんですか?)

その時ゴーレムの前面が開き中には巨大だが可愛らしい手足の生えたクリオネの様な生物が顔を出した。

(同じ、スライム種ですがあなた方がフェアリースライムと呼ぶスライムはあの大変動の後、亜人によって生み出されゴーレム操作に退化させられた悲しき種族と言えます、・・しかし私達が利便性を求めて生み出したのも亜人種達なのですが・・)

その全てに驚きながらもアキラは訊ねる。

(生み出した・・、貴方達が?)

(そうです、この世界の亜人達は元々は全て私達が生み出しました)

(だから創造主だと)

(あなた方、異世界人の「命の素」は利用させて頂きましたが・・、不思議なのですが私達ではない、貴方方の世界の異邦人がたもどなたかの手が加えられているみたいですが・・ご存じなさそうですね?)

(俺達も、手を加えられている?)

(ミトコンドリアという生物と共生されてますよね?)

(・・?、?)


スライムとの会話は既にアキラは頭の中で整理できない状態がずっと続いていた。




どうか急展開が続く次話もよろしくお願いします。


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