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『紅葉を焚く』

作者: 詩織





挿絵(By みてみん)



深みゆく 秋の気配の 静けさを


 ともに重ねて 香に焚きたる 



 詩織







秋の夜長に夜寒を感じて


暖房器具がほしくなると冬間近。



霜がおりて木々の葉が色づき


いろんな実も鮮やかに熟して


秋のフィナーレを飾る。




紅葉こうようと書いて、


紅葉もみじと指すように


ひときわ抜きんでた鮮やかさが


他の追随を許さないカエデだが、


七竈ナナカマド万作マンサク


野茨ノイバラウルシの紅葉もまた美しい。






晩秋の晴天の下、照り映える紅葉。


秋の高い紺青の空と


赤く燃えるカエデ


そのままで一幅の絵になろう。




秋の野山で、紅葉を楽しむ宴は古くからあったけど


当時は黄色い葉の方が重んじられていたといいます。


それが逆転したのは、平安時代で、


色鮮やかに紅葉する楓が「もみじ」の代表となりました。


『源氏物語』の紅葉賀もみじのがには


貴族が嵐山で舞楽を楽しむ様子が華やかに描かれています。




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